こんにちは。保育園勤務経験16年のライター平あかりです。
年が明けて、はじめての祝日になる成人の日。ハッピーマンデー法により、3連休に設定されているので、大人も子どももホッと一息できますね。
成人の日は振袖を着てお祝いする日というイメージがありますが、子どもに聞かれたときに本来の由来を話せるようにしておきましょう。
この記事では成人の日の由来・子ども向け説明例文を書いています。
成人の日とは
成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」と定められている国民の祝日です。(内閣府「国民の祝日」より引用)
以前は1月15日と決まっていましたが、ハッピーマンデー法により、1月の第二月曜日と定められました。
成人の日の由来
成人の日は日本の昔からの儀式で、男の子は「元服(げんぷく)」、女の子は「裳着(もぎ)」が原型であるといわれています。
元服(げんぷく)は数え年で12〜16歳の男子に、子どものときとは違う髪型を結い、冠をつける儀式です。奈良時代から始まったとされています。この儀式をすると大人と認められていました。
裳着(もぎ)は貴族の女子の儀式で、主に婚礼が決まったときにされていました。12〜16歳になると髪型や着物を大人のものに整え、大人の女性の扱いを受けるようになります。
成人式の由来
成人の日に各地で行われる「成人式」は、1946年埼玉県蕨市(わらびし)で開催された「青年祭」が由来とされています。地域によっては、帰省している1月や、気候のいい8月に開催する場所もあります。
2022年4月1日から成人年齢が18才に引き下げられました。
従来であれば20歳になる年に成人式に出席するのですが、成人年齢が18歳になったことで、自治体によってお祝いする年齢が変わってくるようです。
成人式に振袖を着る理由
成人式といえば、女性の華やかな振袖姿をイメージする方も多いでしょう。成人式に振袖(ふりそで)を着る理由は、未婚女性の正装が振袖だからです。大人になったことをお祝いする格式の高い場へは、礼装で行くのを礼儀としているからです。
また振袖には「厄除け」の意味があります。昔から何かを「振る」仕草には、魔除けの意味があるとされてきました。振袖の長い袖を振るのも「魔除け」や「厄除け」の意味があり、大切な子どもに悪いものがつかないよう、振袖を着せていたといわれています。
子ども向け説明
- 次のおやすみは成人の日といいます。子どもから大人になることをお祝いする日なんだよ。
- 成人の日は子どもが大きくなったことを喜び、大人の仲間入りをすることをお祝いする日です。みんなも大きくなったらお祝いしてもらおうね。
- 成人式の日に着る着物を振袖といいます。振袖には「魔除け」の意味があり、悪いものから守ってくれるんだよ。
まとめ
成人の日は、街中でスーツや振袖に身を包んだ新成人を見かけます。新成人にエールを送るとともに、ここまで育ててきた親御さんにも思いをはせられるようになるといいですね。
1月の保育記事
-
だるまさんが製作ー絵本を完全再現?!紙皿で揺れるだるまさんを作ろうー
こんにちは!ぽっくる先生(poccle_hoiku)です。 子どもたちに大人気の絵本!「だるまさんが」シリーズはご存じですか? ...
-
花の切り紙~意外と簡単!3回折って切るだけのゴージャスな花~
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 お正月製作をするために、お花の切り紙に挑戦してみました。 折って→ ...
-
お正月折り紙~コマ平面ver.3歳児4歳児5歳児おすすめ!~
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 年末年始に冬休み…保育園や学校がお休みで、ご家庭でゆっくり過ごす子 ...
-
【保育士相談】就職(転職)活動どうやってる?【8つの方法紹介!】【2022最新】
こんにちは!ぽっくる先生(poccle_hoiku)です。 先日、Instagramからこのようなご相談をいただきました! 就 ...