こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、4歳児・7月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
気温も高くなり、水遊びやプールが始まる時期。水に関する諸注意を再度しっかり確認し、安全かつ危険には細心の注意を払って保育をしましょう。
目次
4歳児の月案・7月の作成ポイント
☆暑さには十分気をつけ、水分補給は細めに取っていこう。
☆子ども同士でやりとりを通して、お互いの気持ちを伝え合いながら相手の気持ち気づけるようにしていこう。
☆水遊びやプールでは職員間でしっかり連携を図り、安全に行えるようにしていこう。
保育目標
・水や泥などに触れ、夏ならではの活動を楽しむ。
・友達とのやり取りを通して、自分の思いの伝え方や相手の思いにも気づく。
先月の子どもの様子
・着替えでは自分の服の管理を、自分でしようとする姿が見られた。
・友達のしていることを見て、自分なりに真似してやってみようとする姿も見られる。
7月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・水遊び、プール
・七夕会
7月のおすすめ絵本
『スイミー』作:レオ・レオニ
保護者との連携
・体調を崩しやすい時期なので、園での様子を伝えながら家庭での様子も確認していく。
・水遊びやプールは可能か、子どもの健康状態について家庭と密に連絡を取り合っていく。
食育
・野菜の水やりや観察を通し、子どもの気づきや発見に共感しながら収穫する喜びにつなげていく。
・さまざまな夏野菜に興味を持ち、食べる意欲につなげていく。
体調管理・保健および安全
・生活リズムを整えることの大切さや熱中症対策について共有していく。
・熱中症には充分に気をつけ、保育者子ども共に水分補給を多めにとっていく。
職員間の連携
・テントやネットで日陰を作り、熱中症予防の対策を行う。
・水遊びやプールの注意点、時間配分について職員間で確認し、共通理解に努める。
養護
生命の保持
ねらい
・梅雨や夏の衛生管理に気をつけ、活動と休息のバランスを考えて生活する。
予想される子どもの姿
・暑さから、お茶や水など水分補給をたくさんする。
配慮および援助
・気温や遊び時間には考慮し、熱中症対策に気をつけて保育を行う。
情緒の安定
ねらい
・一人ひとりの子どもの気持ちを受容しながら、安心して過ごせるようにする。
予想される子どもの姿
・暑さや湿度から、機嫌が悪くなる子もいる。
配慮および援助
・安心して過ごせるよう、一人ひとりの気持ちを温かく受け止めていく。
教育
健康
ねらい
・水分補給を自分で行いながら快適に過ごす。
・体調崩さず健康に過ごせるよう工夫する。
予想される子どもの姿
・コップにうまく注げない時は友達と協力する。
・保育士の話から子ども同士で考えてみる。
配慮および援助
・自ら進んで行う姿を認め適宜、援助を行いながら習慣となるようにしていく。
・健康に過ごすためにはどうようにすればいいか、子どもに伝えていきながら子ども自身でも考えられるようにしていく。
人間関係
ねらい
・友達と生活し遊ぶ中で、決まりの大切さを知り守ろうとする。
・お互いの思いを伝え合う中で、相手の思いも気づけるようになる。
予想される子どもの姿
・子ども同士で教え合う姿も見られる。
・うまく思いが伝えられず、気持ちが崩れることもある。
配慮および援助
・決まりが守れない時は、子どもたちと話し合い、どうしていくか一緒に考えていく
・子ども同士の衝突の要因を考えながら、環境構成で未然に防げることは対策をしていく。
環境
ねらい
・水遊びやプールなど、夏ならではの遊びを楽しむ。
・夏の生き物や野菜を育てることで、動植物や食材に関心を持つ。
予想される子どもの姿
・水遊びやプールで友達と楽しむ。
・野菜や虫の世話を楽しむ。
配慮および援助
・暑さを考慮しながら充分楽しめるよう、見守りながら一緒に楽しんでいく。
・子どもの気づきや発見に共感し、一緒に調べることで興味が広がるようにしていく。
言葉
ねらい
・自分の思いを伝えると共に、友達の思いを聞きながら過ごす。
・絵本や紙芝居を見ながら七夕について知る。
予想される子どもの姿
・相手の話に耳を傾けながら、自分の意見を互いに話す。
・聞いた話を友達と楽しく話す。
配慮および援助
・子どもが自分の言葉でしてほしいことを伝えられるよう、時間にゆとりを持ちながら保育をしていく。
・七夕が近づいていることを伝え、部屋に飾りを置くなど徐々に楽しめるような環境をにしていく。
表現
ねらい
・七夕に向けて飾りを作る。
・音楽に合わせて踊る楽しさを味わう。
予想される子どもの姿
・七夕飾りをつくって遊ぶ。
・友達と一緒に体を動かすことを楽しむ。
配慮および援助
・行事を通して、文化や伝統に興味が持てるようにしていく。
・振り付けや掛け声が覚えられるよう、踊り方のコツやタイミングについても伝えていく。
保育者の評価・反省(振り返り)
・水遊びやプールを通して、夏ならではの活動を楽しめているか?
・友達とのやり取りから、相手の思いにも気づけるよう配慮しながら保育ができたか?
・季節の行事を通して、興味関心が広がるようなかかわりができたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作成してくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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