こんにちは。ライターの平あかりです。この記事では保育園勤務17年の経験とライターの知識を生かした、クラスだよりの文例とクラス作りのヒントをご紹介しています。
記事を読むと、すぐに生かせる!6月のおたより例文(書き出し/子どもの姿/締めの挨拶)と、6月の保育のポイントがわかります。
6月の保育のポイント
6月は子どもたちも落ち着き、大きな行事もない園も多くゆったりと過ごせる時期ですね。
その反面、天候が不安定で室内での遊びが多くなり、大人も子どももイライラしがちです。
また子ども同士の気心もしれて、トラブルが多くなる時期でもあります。いつもトラブルを起こしてしまう子、集団になじめない子など、ひとりひとりにじっくりと向き合う時間を取りたいですね。
保育者として気をつけたい点
- いつもトラブルを起こす子に対して「困った子ども」とレッテルをはっていないか?
- 着替えや給食などゆっくり取り組む子どもに「早く、早く」ばかり言っていないか?
- 天候で予定が変わったとき、いつものおもちゃ遊びだけでなく、かわりになる活動を準備しているか?
6月のおたより文例
6月のおたより文例をご紹介します。季節を感じる文+全体的な子どもの様子を伝えるといいでしょう。
書き出し文例
- 雨が続く梅雨の季節になりました。大人はうっとうしい天気と思いがちですが、子どもたちは「長靴はける!傘をさせる!」と大喜び。楽しみを見つける天才ですね。
- 紫陽花がいきいきと咲き誇り、色とりどりの花に心和みますね。子どもたちは、葉っぱの影でカタツムリを探したり、葉の雫を不思議そうにながめたりしていますよ。
- 梅雨に入り、蒸し蒸しとした日が続きますね。梅雨の晴れ間には外へ出て、元気いっぱい遊んでいきたいと思います。
- 湿度も高く、汗ばむ時期ですね。大人より体温が高い子どもたちは、早くも汗びっしょりになりながら遊んでいます。こまめな着替えや湿度に気を配り、今月も元気に過ごしていきます。
- 雨上がりの初夏の風が、爽やかな季節ですね。雨上がりの水たまりを覗きこみ、友だちとお話している姿がかわいいですね。
子どもの姿文例
0歳児
- 部屋の窓から雨が降る様子をながめ、指差しをして、なにやらおしゃべりしています。空から雨が降るのが不思議で仕方ないのでしょうね。
- どんよりした空でも、〇〇組の子どもたちは元気いっぱいです。雨の日でも室内でしっかり体を動かし、曇り空を吹き飛ばす勢いがあります。
1歳児・2歳児
- 晴れ間を見つけて「外に行くよ」と声をかけると、嬉しそうな表情が見られます。外と聞くだけで、自分の帽子を持ってくる子もいますよ。
- 雨が続き室内遊びが増えると、ストレスが溜まりがちです。子どもたちの気持ちが発散できるよう園内探検やホールなど、少し場所を変えて保育をしています。
- 好きなお友だちができて、気がつくと隣同士で遊んでいる姿が増えてきました。一方で一緒に遊びたい気持ちがうまく伝えられない時期で、トラブルもあります。大人が仲立ちとなり、友だちの気持ちを伝えるようにしていますよ。
3歳児・4歳児
- どんよりした日には、子どもたちもイライラしてトラブルが増えがちです。わずかな時間で気分をリフレッシュできるよう、体操やリズム遊びなどの活動を取り入れています。
- 仲良く遊んでいると思うと、ケンカが始まることもある〇〇組の子どもたち。担任が中立となり、お互いの思いを知ることからはじめていますよ。
- 雨が続くと、室内で遊ぶ時間が長くなってきます。いすとりゲームやハンカチおとしなど、簡単なルールのある遊びを取り入れていますよ。勝ち負けにこだわったり、ルールを教えあったりする姿がみられます。
5歳児
- 当番活動がはじまりました。グループで声をかけあいながら、給食の準備をする姿が見られます。
- 友だち同士のケンカが始まると、子ども同士で仲裁に入る姿が見られるようになってきました。お互いの話を聞きながら、解決しようとする姿は頼もしくもありますね。
締めの挨拶文例
- 新しい環境に慣れてきましたが、気になることがありましたら、いつでも連絡帳などでお知らせくださいね。
- 雨上がりの園庭に出ると、思わず汚れてしまうこともあります。着替えは多めに用意していただくと助かります。
- 家ではなかなかできないどろんこ遊びに、遊びが大胆に発展するときもあります。洗濯物が増えますが、ご理解・ご協力よろしくお願いします。
伝わる文章のコツ
6月のポイント
感謝を伝える!
おたよりでは、持ち物や時間などを保護者にお願いする機会が多いですね。例えばどろんこ遊びに使う服を用意してほしい。登園は○時までにしてほしい。クラスを運営するには、保護者へ協力を求める場面は多いです。
けれど保護者からすると、「〇〇してください。」ばかりでは、またかと思われがちです。
保護者の協力があればこそ、クラス運営ができると思っている保育士さんも多いと思います。思っているだけでなく、おたよりにも反映させましょう。
自分の子どものものを準備するのは当たり前、という意見もあると思います。けれど誰しも「当たり前でしょ」と言われると、いい気はしないのではないでしょうか?
まとめ
6月は担任の気持ちに余裕が出る時期でもあります。4.5月の保育を振り返り、日常の保育が楽しめるといいですね。
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