こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、4歳児・5月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
連休明けで、様々な姿を見せる子どもたち。安心安全に十分に配慮し、落ち着いて生活ができるよう保育をしていきましょうね♪
目次
4歳児の月案・5月の作成ポイント
☆連休明けを考慮し、生活リズムの見直しや安心して過ごせるよう配慮していこう。
☆不安な気持ちがある子に気づき、丁寧に関わっていこう。
保育目標
・保育者や友達と一緒に好きな遊びを楽しむ。
・新しい環境での過ごし方がわかり、自分から進んで行動する。
先月の子どもの様子
・進級したことを喜び、手洗いや着替えなど身の回りのことに意欲的に取り組んでいた。
・好きな遊びを見つけて一緒に楽しむ子もいる中で、進級直後であるため、登園時や新しい活動に不安を見せる子もいた。
5月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・こどもの日の集い
・内科検診
5月のおすすめ絵本
『ちょっとだけ』作:滝村 有子
保護者との連携
・連休明けの生活リズムの見直しや健康管理について共有していく。
・保護者が安心できるよう、子どもの園での様子を丁寧に知らせていく。
食育
・野菜の種や苗を植え、世話をすることを喜ぶ。
・食事マナーを守り、楽しい雰囲気の中で食事をする。
体調管理・保健および安全
・感染症の対策について把握しておく。
・子どもの様子を注意深く観察しながら健康に過ごせるようにする。
職員間の連携
・戸外や散歩に出かける際は、事前に安全を確認しながら、幼児担任間で共有していく。
・子ども一人ひとりの育ちに丁寧に寄り添っていけるよう幼児担任間で共有する。
養護
生命の保持
ねらい
・一人ひとりの体調に気を配り、健康に過ごせるようにする。
予想される子どもの姿
・連休明けは、すぐに眠くなる子どもも見られる。
配慮および援助
・疲れが出てくる時期なので、家庭と連携を取り合いながら、子どもの健康状態や生活リズムを把握していく。
情緒の安定
ねらい
・初めてのことや慣れないことへの不安や緊張を受け止められながら安心して過ごす。
予想される子どもの姿
・困っていることや不安をうまく言葉で表現できず泣いてしまう姿も見られる。
配慮および援助
・困っている姿が見られた時は声をかけ、落ち着いて生活できるよう関わっていく。
教育
健康
ねらい
・生活の仕方や流れが少しずつわかり、身の回りのことを自分でしようとする。
・戸外で体を十分に動かして遊ぶ。
予想される子どもの姿
・着替えや支度など、自分でやってみる。
・友達と一緒に鬼ごっこや走る遊びを楽しむ。
配慮および援助
・自分でしようとする姿を認め、できないところは丁寧に伝えていく。
・危険がないよう見守りながら、保育者も一緒に体を動かし楽しめるようにする。
人間関係
ねらい
・好きな遊びを通して友達と一緒に遊ぶことを楽しむ。
・けんかや衝突をする中で、言葉を使って自分の思いを伝える。
予想される子どもの姿
・好きな友達を誘って一緒に遊ぶ。
・うまく言葉で表現できず、手を挙げてしまうこともある。
配慮および援助
・友達と遊ぶ楽しさが味わえるよう、保育者が仲立ちもしていく。
・言葉で伝えようとする姿を見守りながら、必要な時には代弁していく。
環境
ねらい
・春の草花や生き物に触れ、観察しながら親しみを持つ。
・自然の中でのさまざまな物の形や色大きさなどに関心をもつ。
予想される子どもの姿
・友達と一緒に興味のあるものを観察してみる。
・「こっちの方が大きいね」など、子ども同士で確認し合う。
配慮および援助
・子どもの気づきや発見を共に喜び、不思議さや面白さに共感しながら、一緒に調べ興味が広がるようにしていく。
・特徴などを確かめ伝え合いながら、考える力の基礎を培えるようにする。
言葉
ねらい
・自分の思いを感じたことを言葉で伝えながら、相手の話も聞こうとする。
・絵本や物語に親しみ、ことばに対する感覚を豊かにする。
予想される子どもの姿
・自分の話ばかりになってしまう子もいる。
・好きな絵本や紙芝居を、保育者にリクエストする。
配慮および援助
・保育者や友達に話を聞いてもらうことの喜びが感じられるよう、丁寧に関わっていく。
・子どもの想像力やイメージを大切にしながら、物語の世界を楽しめるようにする。
表現
ねらい
・様々な素材を用いて自由に描き作って楽しむ。
・季節の歌や親しみやすい曲を歌って楽しむ。
予想される子どもの姿
・イメージしたものを自分なりに作って楽しむ。
・友達と知っている歌を一緒に歌って楽しむ。
配慮および援助
・子どものイメージや表現しようとする気持ちに寄り添いながら適宜手伝っていく。
・保育者も一緒に歌いながら、表現する楽しさを味わえるようにする。
保育者の評価・反省(振り返り)
・連休明けの不安定な気持を考慮し、一人ひとりが安心して過ごせるよう配慮できたか?
・友達に親しみを感じられるような活動内容を提供できたか?
・子どもの感じたことに共感しながら、言葉かけや見守りを通して、必要に応じた支援ができたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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5月のおたより例文
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5月おたより・クラスだより文例―書き出し/子どもの姿/締めの挨拶【年齢別】
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