こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、3歳児・5月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
連休明けで、様々な姿を見せる子どもたち。安心安全に十分に配慮し、落ち着いて生活ができるよう保育をしていきましょうね♪
目次
3歳児の月案・5月の作成ポイント
☆連休により、園での生活の流れや生活リズムなどの見直しが必要なことを考慮しよう。
☆まだまだ、新しい環境に慣れていないことを視野に入れながら保育環境を整えよう。
保育目標
- 園での生活の仕方がわかり、安心して生活をする。
- 保育者や友達と一緒に遊ぶことを楽しむ。
- 手洗いや着替えなど身の回りのことを自分でやってみようとする。
先月の子どもの様子
- 少しずつ園生活に慣れ、泣かずに過ごすこともできるようになってきた。
- 初めてのことや新しいことに対し、不安な様子が見られた子どももいた。
- 一人遊びだけでなく、友達の遊びにも興味を示し、一緒に遊ぶ姿も見られた。
5月の行事
- 誕生会
- 身体測定
- 避難訓練
- こどもの日の集い
- 内科検診
5月のおすすめ絵本
『からすのパンやさん』作:かこ さとし
保護者との連携
- 気温の変化に応じて着脱しやすい衣服を用意してもらう。
- 連休中の子どもの様子を保護者と共有する。
食育
- 一人ひとりの食べる量や食具の使い方を把握しておく。
- 苦手な食べ物がある子には、量を調整しながら食べられるようにしていく。
体調管理・保健および安全
- 子どもと一緒に遊びながら、遊具の安全な使いかたや遊び方を伝えていく。
- 感染症に留意し、予防の仕方などを把握しておく。
職員間の連携
- 戸外や散歩に出かける際は、事前に安全を確認しながら、幼児担任間で共有していく。
- 子ども一人ひとりの育ちに丁寧に寄り添っていけるよう幼児担任間で共有する。
養護
生命の保持
ねらい
・安心して生活し遊ぶ中で、自己発揮を十分にしていく。
予想される子どもの姿
・少しずつ、新しい園生活がわかってくる。
配慮および援助
・子ども一人ひとりの姿に応じ、成長発達にあった対応をしていく。
情緒の安定
ねらい
・落ち着いた環境の中で、自分を受け止めてもらいながら安心して過ごす。
予想される子どもの姿
・自分の思いを言葉でうまく表現できず、保育者に甘えることもある。
配慮および援助
・休憩できるスペースを設けながら、落ち着いて過ごせるような環境を作る。
教育
健康
ねらい
・戸外で十分に体を動かし、様々な遊具を使って運動遊びを楽しむ。
・さまざまな食べ物を進んで食べようとする。
予想される子どもの姿
・遊具へ興味を持ち、自分もやってみようとする。
・「これたべられるよ」と保育者に伝えながら楽しく食事をする。
配慮および援助
・危険が伴う遊びについては、見守りながら必要な場面ではかかわり一緒に考えていく。
・楽しい雰囲気や会話を楽しみながら、落ち着いて食べられるようにする。
人間関係
ねらい
・保育者にさまざまな要求を受け止めてもらい、親しみと安心感を持って生活をする。
・気持ちよくあいさつを交わし、名前を呼ばれたら返事をする。
予想される子どもの姿
・保育者の仲立ちにより、気持ちが落ち着くこともある。
・保育者の姿を見てまねてみる。
配慮および援助
・物の取り合いや順番をめぐる衝突の際は、それぞれの思いを聞きながら言葉で伝えられるよう仲介していく。
・あいさつや名前を呼び合う中で、保育士や友達に親しみの気持ちが持てるようにする。
環境
ねらい
・春の自然の中で草花や生き物を見て触れて楽しむ。
・ものの場所が分かり、準備や片付けを保育者や友達と一緒に行う。
予想される子どもの姿
・戸外の様々なものに興味を示し触ってみる。
・保育者の声掛けに応じ、片付けを進んで行う。
配慮および援助
・保育者が親しみを持って草花や生き物に関わりながら、子どもの発見や驚きに共感していく。
・子ども自身が取り出し、片づけができるよう、表示や置き方を工夫する。
言葉
ねらい
・自分のしたいことや保育者にして欲しいことを伝える。
・好きな遊びを繰り返し楽しむ中で、自分の考えを言葉や身振りで表現する。
予想される子どもの姿
・自分から伝えられずにいる子どももいる。
・好きな遊びを通して落ち着いて集中して楽しむ。
配慮および援助
・子どもの話をゆっくり聞き、安心して伝えられるよう関わっていく。
・好きな遊びが見つからない子には、一緒に遊び安心できるよう関わる。
表現
ねらい
・友達と一緒に行事や季節の歌を楽しんで歌う。
・道具やものの使いかたを知り、楽しんで表現する。
予想される子どもの姿
・友達や保育者が歌っている様子を見て真似てみる。
・初めて使うものにも積極的に挑戦しようとする。
配慮および援助
・集まりの時間にみんなで楽しく合唱してみる。
・子どもの表現や楽しさに共感しながら、ものの扱い方や片付け方を丁寧に伝えていく。
保育者の評価・反省(振り返り)
- 園での生活がわかり、安心して生活できるような環境づくりを工夫したか?
- 友達への興味関心が広がるような関わりをできたか?
- 子どもの様子を観察し、困っている子どもに気づき、丁寧に援助ができたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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5月に入ると入園、進級から1ヶ月がすぎ、4月の後半には泣かずに登園する子も多くなってくるのではないでしょうか? GWは、保育士も心身を癒した ...