こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。
先日、Instagramでこんなお悩み相談をいただきました!
わー!もうこのメッセージを見た瞬間、いろんなことが思い出されました…(笑)
インスタでDM返そうと思ったんですが、なんだか長くなりそうだったので、ブログにまとめさせていただきましたー!
私も大学を出て初めて担任をしたのが、「幼稚園の年少組」でした。
それはもう思い出すと当時の子どもたちに申し訳ない気持ちになるくらい、失敗がたくさんあったなと反省しております…
今回はお悩み相談にお答えしつつ、初めての幼稚園年少組担任で失敗したこと・うまくいったこと、意識しておくといいことを実体験から書いていきます!
目次
初めての年少組担任
私は大学を出て新卒で幼稚園に就職しました!
その幼稚園では1年目はフリー(保育補助)になることが多く、私も1年目はフリーとなり、先輩方の保育を見ながら学ぶ日々でした。
(1年目は実習くらいしか経験もなく、知識も乏しかったので、初年度からクラス担任する方は本当にすごいなと思います…)
2年目で初めて担任としてクラスを持つことになり、不安ながらもとても嬉しかったのを覚えています!
年長さんは行事が多いし卒園関係のこととか大変そうだし、年少さんは初めての園生活で大変そうだし、年中がいいな…なんて思っていましたが(笑)
けっきょく私は2年連続で年少担任をすることになるのですが、今振り返っても本当に大変でした…
(今となっては一番いい思い出です)
年少さんは幼稚園が初めての社会生活
みなさん想像はつくと思いますが、幼稚園の年少組、1番大変なのは「4月」です。
保育園の3歳児クラスは2歳から進級してくる子がほとんどだから、いろいろ園生活に慣れているんですが、幼稚園は違う…!
ほとんどの子が家庭から「初めての集団生活」なんですよね…!
- 家族から一人離れて過ごすのが初めて
- 家以外の場所で長時間過ごすのが初めて
- 預けられるのが初めて
- 初めての先生に初めての友達
- 初めての幼稚園バス
- …
それはそれは大混乱です!(笑)
不安でいっぱいです。泣く子もいっぱいです。
まずは「安心できる場所」でありたい
年少組の担任になったら、まず最初に意識したいこと。
それは、「幼稚園は楽しい場所だよ」「安心できるところだよ」と、子どもたちに様々な方法で伝えることだと思います!
「クラスをうまくまとめないと!」「ちゃんと集団生活のルールを伝えないと!」
そんなふうに考える先生もいるかもしれません(私は最初そうでした…)。
でも、幼稚園生活が始まったばかりで不安な子どもたちに、まだ信頼関係もできていない子どもたちに、
「ルールを守ってね!」
「幼稚園ではこうするんだよ!」
「先生の言うことちゃんと聞いてね!」
…こう言ったところで、子どもたちは聞くでしょうか?
それはまだまだ先の話ですよね。
よく知らない初めて会った大人の言うこと、信頼できるかどうかわからない大人にそんなこと言われても…って感じですよね(笑)
まず最初に意識すべきことは、子どもとたくさん話して、たくさん遊んで、スキンシップをとって、楽しい体験をして…
「幼稚園は楽しいところだよ」「先生は安心できる人だよ」を伝えることなんじゃないかなぁと思います。
最初から"上手く"クラス運営しようとしない
そんなえらそうなことを書きましたが、私はこれが全然できていませんでした。
「子どもたちが言うことを聞いてくれない」「全然お片付けしてくれない」「友達のことを叩いてしまう…叱らないと!」
いろいろな焦りがあり、まだ4月なのに、
「先生の言うことはちゃんと聞いてね!」
「お片付けしないと遊べないからね!」
「なんで叩くの?!」
…
恥ずかしながら、こんな言葉かけもたくさんしていました…。
ビシッと言ったところで子どもたちが言うことを聞いてくれるわけでもなく、トラブル続きの生活は続きました。
関わり方の意識を変える
初めての担任は上手くいかないことばかりで、毎日毎日どうしたらいいのかたくさん考えました。
今までは「言葉だけで子どもたちを動かそう」と考えていたけれど、それよりも
- 子どもたちと仲良くなること
- 子どもたちにとって楽しい活動
- 言葉以外での伝え方、関わり方
を意識してみました。
具体的に子どもたちとの関わり方で意識したことは、
- 笑顔で接すること
- 積極的にいろんな子に話しかけること
- ハグやタッチ、握手などのスキンシップ
- 注意する・叱るではなく、ほめること
このような関わり方に変えることで、子どもたちに「楽しい雰囲気」「安心できる雰囲気」を伝えていきました。
楽しい活動を考える
次に、子どもたちが幼稚園に来たくなるような、一緒に楽しい時間を過ごせるような活動を考えました。
今までは「子どもたちをまとめること」「毎日の決められたカリキュラムをこなすこと」先生がそんなことばかり考えて、言葉だけの指示では何も楽しくないですよね…
そこでいくつか活動内容や声かけの仕方など工夫してみると、子どもたちの表情が変わっていくのがわかりました。
具体的にどんなことをしたのかというと…
音楽をかけて歌ったり踊ったり
登園後の自由時間で、子どもたちが好きそうな音楽をかけて、一緒に体操したり歌ったりしました。
音楽の力ってすごいですよね。
登園して泣いていた子が、楽しそうに笑って一緒に踊ってくれていたのを思い出します…。
当時実際に流していた体操の曲など、こちらの記事にもまとめています!
-
幼稚園・保育園で人気の体操ダンス曲9選♪
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 今回は幼稚園や保育園で、子どもたちに大人気の体操・ダンス曲をまとめ ...
パペットやぬいぐるみでお話する
今までは「〇〇するんだよ」など言葉かけのみが多かったのですが、パペットやぬいぐるみを使ってお話してみました。
そうすると、子どもたちの注目度が全然違うんですよね…
ちょっとした笑いをはさんでみたり、大好きなぬいぐるみがお話することで子どもたちも喜んでいました。
イラストや絵カードを使う
新年度、「水道やトイレの使い方」「持ち物管理の仕方」など、子どもたちに少しずつ伝えていくこともありますよね。
そんなときも言葉で説明するだけではなく、イラストを見せながら「こうやって使うんだよ」「〇〇したら危ないよ」と視覚でも伝えることで理解度が深まりました。
こういうものを使ってみるのも効果的かと思います!↓
フリー(保育補助)の先生を頼る
そして必要なのがフリーの先生との連携。
子どもたちにとっては幼稚園での決まりなど知ったこっちゃないので、お部屋から出ていく子や靴のまま園内を駆け回る子、隣のクラスへ入っていく子…
大人の想像を超える動きをすることもあります(笑)
新年度の年少クラス、一人担任の力だけではどうしようもないことがたくさん起きます。
外へ行った子を迎えにいっていたら室内に残された子どもたちを見ることはできないし、おもらしの対応も一人だと厳しいですよね。
きっとどこの園でも、新年度の年少さんには補助の先生がついてくれることと思います。
その先生とうまく連携をとり、個別対応が必要な子の対応や、移動の際の補助、トイレ補助などお願いしましょう。
補助の先生と円滑なコミュニケーションをとれるようにしておくと、大人の動きがスムーズですし、それが子どもたちのためにもなります!
長くなってしまいましたが、初めての担任、ここではお伝えできないくらいたくさんの失敗をしてきた私の実体験から書かせていただきました!
何かお役に立てていれば幸いです。
初めての就職、そして担任…緊張や不安がいっぱいですよね。
当時は「辛いな…」と思ったこともたくさんありますが、振り返ってみれば「あのとき頑張って良かった」「学べて良かった」と思います。
当時お世話になった子どもたちや保護者の方々、周りの先生方には本当に感謝しています。
個別相談はこちらへ
インスタやLINEで個別相談を受け付けています。
時間の都合ですべては返信できませんが、すべて目は通しております。
よろしければフォローや登録お願いいたします!
お悩み相談記事、一覧はこちらから◎
新人保育者さんもみんなでサポート!保育者コミュニティ#HUG案内はこちらから♡
-
「うちの子何してましたか?」の質問に困ったときの2つの改善策
そんな経験ありませんか?私はあります(笑) 「うちの子どうでしたか?」「うちの子何してましたか?」の質問は、入園してまもない時 ...