こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、5歳児・5月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
連休明けで、様々な姿を見せる子どもたち。安心安全に十分に配慮し、落ち着いて生活ができるよう保育をしていきましょうね♪
目次
5歳児の月案・5月の作成ポイント
☆子ども同士で考えながら活動できるよう環境を整えよう。
☆相手を思い共感しながら楽しめる活動の機会を取り入れていこう。
保育目標
・自分の中のさまざまな思いや考えに気づき、安心して自分を表現する。
・グループ活動や集団遊びを通して、友達のさまざまな姿に気付きながら関わりを楽しむ。
先月の子どもの様子
・生活の流れを理解し、新しい環境に慣れて落ち着いて生活していた。
・当番活動にも、一生懸命取り組んでいる姿が見られた。
・自ら図鑑を用いて見つけた虫などを調べる姿も見られた。
5月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・こどもの日の集い
・内科検診
・交通安全教室
5月のおすすめ絵本
『かいじゅうたちのいるところ』作:モーリス・センダック
保護者との連携
・連休中の家庭での様子を聞くと共に、休み明けの園での様子や体調についても伝えていく。
・日常の内面的な子どもの姿を共有し、一緒に把握できるようにする。
食育
・バランスの良い食事をとることの大切さを知る。
・苦手な食べ物がある子どもには量を調節していく。
体調管理・保健および安全
・子どもの様子を観察しながら、子ども自身に尋ね確認しながら体調面を気にかけていく。
・交通安全教室の内容を日々の中で繰り返し伝えていく。
職員間の連携
・戸外や散歩に出かける際は、事前に安全を確認しながら、幼児担任間で共有していく。
・子ども一人ひとりの育ちに丁寧に寄り添っていけるよう幼児担任間で共有する。
養護
生命の保持
ねらい
・子ども自身が主体的に生活し、一日の生活習慣を身につけていく。
予想される子どもの姿
・一日の流れを自分で考えながら活動する。
配慮および援助
・一日の生活の流れを理解し、子どもが自ら動けるよう環境を整える。
情緒の安定
ねらい
・連休明けの生活リズムの乱れを整えながら、落ち着いて生活する。
予想される子どもの姿
・室内遊びの中で、徐々に落ち着かなくなる子どもも見られる。
配慮および援助
・一人ひとりの健康状態を把握し、ゆっくり落ち着いて過ごせるような環境をつくる。
教育
健康
ねらい
・交通安全教室に参加し交通ルールやマナーを知る中で、危機に注意して行動しようとする。
・集団遊びやボール遊びなど、戸外で体を充分に動かして遊ぶ。
予想される子どもの姿
・楽しみながらも真剣に話を聞く姿が見られる。
・お互いにルールを伝え合いながら楽しむ。
配慮および援助
・交通安全教室の内容を、散歩や園外活動の時に確認しながら伝えていく。
・遊びのルールを事前に伝え、子どもと一緒に考えながら楽しめるようにしていく。
人間関係
ねらい
・遊びの中で簡単なきまりを自分たちで作りながら遊びを発展させる。
・自分のできることや難しさを友達と共有し、お互いに助け合おうとする。
予想される子どもの姿
・お互いに「どうする?」と確認しながら一緒に楽しむ。
・相手の困っている姿に気づき手伝おうとする。
配慮および援助
・子どもたちが考えた決まりやルールを確認し合う場を作り、お互いが理解できるようしていく。
・子ども同士で教え合う姿を認めながら、必要な時は助言もしてみる。
環境
ねらい
・虫の生態に興味をもち見て、触れて楽しむ。
・初めて使うおもちゃも、危険のないよう自分たちで考えながら遊ぶ。
予想される子どもの姿
・虫の嫌いな子どももいることを子ども同士で気づく。
・危険予測をしながらどうするか考えてみる。
配慮および援助
・図鑑や飼育箱を用意し、自分たちで調べられるようにしていく。
・子ども自身で考えるきっかけとして、事前に簡単な説明をしておく。
言葉
ねらい
・自分の思いや考え体験したことを他者に伝え、会話を楽しむ。
・自分の知っていることを友達同士で教えあう。
予想される子どもの姿
・休みの間の出来事を友達に話す。
・互いに共通の話題を伝え合いながら、会話を楽しむ。
配慮および援助
・自分から話をすることが苦手な子どもには、保育者が声をかけ寄り添い促しながら話を楽しめるようにする。
・子ども同士の言葉のやり取りが楽しめるよう、言葉遣いを気にかけながら見守る。
表現
ねらい
・友達と一緒に季節や行事の歌、曲に合わせて踊ることを楽しむ。
・自分のイメージしたものを自由に描いてみようとする。
予想される子どもの姿
・友達と一緒に歌う、踊ることを楽しむ。
・休みの出来事を思い出しながら絵で表現しようとする。
配慮および援助
・友達と一緒に歌や踊りを表現する楽しさを味わえるようにする。
・イメージを広げやすいよう、季節感のある素材などを用意する。
保育者の評価・反省(振り返り)
・子どもが自分なりの考えや思いを言葉で伝える姿が多く見られる保育ができたか?
・友達の様々な姿に気づき、関わることを楽しめる活動を提供できたか?
・グループ活動を通して、お互いの想いを共有しながら楽しめるような機会をつくれたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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5月のおたより例文
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5月に入ると入園、進級から1ヶ月がすぎ、4月の後半には泣かずに登園する子も多くなってくるのではないでしょうか? GWは、保育士も心身を癒した ...