【4歳児】4月･月案文例集～ねらい･養護･食育など保育士が解説！～

こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。

この記事では、4歳児･4月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。

これから新年度を迎えますね。緊張や不安は、保育士も保護者もそして子どもも一緒ですが、楽しみが勝る1年になるような保育をしていきましょう♪

4歳児4月の月案、「これは入れておいた方がいい！」という項目は赤字で記載しています☆

4歳児の月案･4月の作成ポイント

☆進級への不安な気持ちも受け止めながら丁寧に関わっていこう。
☆保護者との信頼関係が築けるよう丁寧な対応を心掛けよう。

保育目標

• 進級を喜び、新しい環境に慣れながら落ち着いて生活する。
• 春の自然に触れて興味を持ち、遊びに取り入れて楽しむ。

先月の子どもの様子

• 新しい遊びのコーナーに興味を持ち、少しずつ好きな遊びを見つけられてきた。
• 少しずつ新しい環境に慣れ、生活リズムができ始めてきた。

4月の行事

• 誕生会
• 身体測定
• 避難訓練
• 入園式、進級式
• 保護者会

4月のおすすめ絵本

『11ぴきのねこ』作：馬場 のぼる

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有名なシリーズ絵本。大きな魚をみんなで協力して…みんなで♬が楽しい時期だからこそ楽しめる絵本です☆

保護者との連携

• 送迎時や連絡帳などを通して子どもの様子を具体的に伝え、信頼関係を築いていく。
• 昨年度との違いを説明しながら、戸惑いや不安のないよう丁寧に対応していく。

食育

• 落ち着いた雰囲気の中で友達と楽しく食事をする。
• 姿勢を正して食事をとろうとする。

体調管理･保健および安全

• アレルギーの有無や配慮すべき事項を必ず確認する。
• 衛生面に十分配慮し、園内外の環境を整えておく。

職員間の連携

• 生活の流れや順序などを確認し合い、共通の対応をしていく。
• 前年度の担任より子どもの状態や様子を確認し、一人ひとりに合った援助をできるようにする。

養護

生命の保持

ねらい

・新しい生活の流れが分かり、身のまわりのことを自分でしようとする。

予想される子どもの姿

・新しい場所に戸惑いながらも、身の回りのことを自分でする。

配慮および援助

・ものの位置の違い等に配慮し、伝えていきながら自分で少しずつできるよう促していく。

情緒の安定

ねらい

・進級したことへの喜びや不安な気持ちを受け止めながら、安心して過ごせるようにする。

予想される子どもの姿

・新しいクラスや違いに不安になる子もいる。

配慮および援助

・活動の予定や生活の流れなど、わかりやすく示し、伝えていく。

教育

健康

ねらい

・おもちゃや用具などの安全な遊び方がわかり、戸外で十分に体を動かして遊ぶ。
・新しい環境や生活リズムに慣れ、自分でできることをしようとする。

予想される子どもの姿

・安全に気をつけながら、子ども同士で遊ぶ。
・少しずつ生活リズムに慣れてくる。

配慮および援助

・遊び方を確認し、伝えながら安全に楽しめるようにしていく。
・落ち着いて過ごせるよう、物の位置や場所を同じところにする。

人間関係

ねらい

・保育者や友達に親しみを持ち、一緒に好きな遊びを楽しむ。
・新しいおもちゃに興味を示し遊んでみる。

予想される子どもの姿

・気の合う友達を誘って一緒に遊ぶ。
・新しいおもちゃの使い方を保育者に聞きながら楽しむ。

配慮および援助

・保育者も関わりながら遊ぶ中で、好きな遊びを広がるようにする。
・取り合いなどに発展した時は、言葉で自分の気持ちを伝えられるよう促していく。

環境

ねらい

・虫や草花など身近な自然に触れる。
・新しいコーナーで好きな遊びを見つけて遊ぶ。

予想される子どもの姿

・戸外での動植物に興味を示して、触ってみる。
・友達と一緒に新しい遊びを楽しむ。

配慮および援助

・虫や花の図鑑などを用意して興味を持てるようにする。
・年少児の時に遊んでいたおもちゃや絵本も置いておく。

言葉

ねらい

・自分の要求や困ったことを、言葉で伝えようとする。
・春の自然に触れてイメージや言葉を豊かにする。

予想される子どもの姿

・保育者や友達に自分の思いを考えながら伝える。
・触って感じたこと、発見したことを子ども同士で伝え合う。

配慮および援助

・子どもの伝えようとする思いを受け止めながら寄り添い、言葉を引き出せるようにしていく。
・子どもの感じたことや発見したことなどをみんなに伝えながら共感していく。

表現

ねらい

・身近な素材を用いて、描く、切る、作る遊びを楽しむ。
・花や虫の絵を描く、自然のものを遊びに取り入れる。

予想される子どもの姿

・好きな素材で自分のイメージしたものを作ってみる。
・戸外で拾ったものを持ち帰って遊びに取り入れようとする。

配慮および援助

・子どものイメージに共感し、形にしていけるよう援助する。
・持ち帰ったものを組み合わせられるような素材を用意しておく。

保育者の評価・反省（振り返り）

• 新しい環境への不安や戸惑いに丁寧に対応していけたか？
• 持ち上がりや、新担任に限らず、保護者との信頼関係が図れるような対応ができたか？

クラスや園によって月案は異なるもの♪

違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。

毎月大変ですが、クラスにあった月案作成、応援しています♬

4月のおたより例文

年齢別！すぐに使える4月のおたより例文はこちらにまとめています。

4月の製作あそび

春の季節にピッタリな製作アイデアはこちらから♪