スポンサーリンク
そんな経験ありませんか?私はあります(笑)
「うちの子どうでしたか?」「うちの子何してましたか?」の質問は、入園してまもない時期に多い質問です。特に幼稚園の年少組、保育園の4月にはこの質問が殺到しますよね…。
入園シーズンはあわただしい保育になりがち
はじめて家庭を離れて、幼稚園や保育園にあずけられる子どもたち。そりゃあもうパニックです。
「おかあさああああああああああああああん!!」
「おうちかえるううううううううううううう!!!」
「せんせーいやだああああああああああああああ!!!!」
なんて絶叫は日常茶飯事。特に幼稚園の年少組を担任したときは大変でした。はじめて親元を離れて社会に出る(?)子どもたちが20数名、いっきに登園してくるのです。
泣き叫ぶ・暴れる・逃走する・ケンカする・激しく拒絶される…のオンパレード。×20人超え。最近はオムツがはずれないままで入園してくる子も多いので、そんな子どもたちを横目にオムツ替えまでこなしていました。
これが4月の保育…。
そんな壮絶な保育終了後の、お迎えタイム
なんとか1日が無事におわり、いよいよお迎えタイム。降園時間になった瞬間、我が子を心配しているお母さんたちが、どっと押し寄せます。
「○○くーん!!!ようちえん、たのしかったー?!?!?」
「がんばったわねーーーー!!」
初めて我が子と離れて生活したお母さんもいるので、心配と安心、さみしさ、我が子の成長を感じて泣き始めるお母さんたちも。幼稚園初日にはドラマがたくさんですね(笑)
そして、子どもたちを引き渡すときに一人ひとりと会話をするわけですが、そのときに出る質問が
「うちの子大丈夫でしたか?」「どうでしたか?」「何してましたか?」
まだ初日はいいのです。泣いていたのか、遊べていたのか、不安そうだったのか…こちらも多少把握はしています。しかし、これがしばらく続くと、さらに
「うちの子ごはんどれくらい食べましたか?」「何して遊んでいましたか?」「誰とお話していますか?」
質問がより高度に…!
正直言って、覚えていません。
少しずつクラスも落ち着いてくるものの、毎日がいっぱいいっぱいすぎて、子どもたち一人ひとりが何をしていたか、何のおもちゃで誰と遊んでいたのか、全然覚えていないのです。
お迎えのときに、「うちの子今日はどうでしたか?」と聞かれ、「(やばい…全然覚えてない…)」と焦ったこともしょっちゅうありました。
さすがに「覚えていません!」とは答えられず、「今日も元気でしたよ~^^」と、曖昧な答え方をしたり、「今日は〇〇くんとブロック遊びで盛り上がっていましたよ☆」と、全然記憶にもないことをねつ造することも…(ごめんなさい)。
これが集団保育のつらさ
大切な子どもをあずかって、園で一生懸命がんばっている子どもたち。もっともっと個々の成長を見て伝えてあげたいのに、「覚えてない」って!自分でもがっかりします。
特に新人の頃なんて、毎日の流れを覚えるのにせいいっぱい。
より子どもたちに目が向かなくなってしまうんですよね。
これが集団保育の辛いところ。大きな園では、1クラス30人以上いるところもありますよね。30人を担任一人で見ていると、個々の成長が見えにくいのです。
改善策
「これはやばい!」と思った私がとった改善策がこれ。
- 意識的に全員と関わる
- 記録メモをつくる
毎日なんとなく生活していると、たくさん会話した子、ほとんど話していない子が出てきませんか?積極的な子は「せんせーせんせー!」と自分から来ますが、消極的な子はこちらから話しかけないと、会話できない日もありますよね。
クラス全員と話せたか、チェックする習慣をつけました。
そして、自由遊びの時間など、ちょっとした時間がとれるときに、名簿の横に子どもたちの様子を一言メモするようにしました。
Aくん…お友達におもちゃを貸してあげていた。
Bちゃん…給食をはじめて完食した。
Cくん…鉄棒の練習をがんばっていた。
など、保護者に伝えたい内容、どんなふうに過ごしていたか、ということをメモしたのです。このメモを見返すことで、降園時に子どもの様子を思い出し、積極的に保護者対応ができるようになりました。
少人数制の園に転職
幼稚園につとめていて感じたことは、『もっと一人ひとりと関わりたい』ということ。大人数での集団保育を経験したことのある先生なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
次につとめた保育園では、幼児クラス20人を担任2人で見れる、アットホームな園でした。精神的にもかなり余裕ができて、保育自体がとても楽しくなりました。
『私には少人数制のアットホームな園のほうが向いてるな…』と、実感。もし、同じように悩んでいる先生がいたら、思い切って園を変えてみるのもアリですよ!
いろんな保育を経験したほうが、自分自身のスキルもアップしますよね。
少人数制の園を探してみる⇒保育士の転職サイト
今回は子どもの様子を覚えておく2つの改善策についてお伝えしました。日々の保育を記録しておくと、個別記録を書くときにも役立ちますよ♪時間があるときに、ぜひ実践してみてくださいね。
こちらに条件別での保育サイトをまとめています。