保育園での生活でなくてはならない活動のひとつ、絵本の読み聞かせ。
主活動の合間に行うこともあれば、絵本の時間を主の活動にもできるほど、子どもたちの成長には欠かせないものとなっています。
部分実習では、主活動としての指導案。責任実習では、導入として絵本の読み聞かせを用いた指導案を書くことが多いと思います。
今回は3歳児の部分実習で絵本の読み聞かせをする場合の指導案の書き方をご紹介します。
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指導案を書くときのポイント
読み聞かせをする場所を明確にしておきましょう。
読むことがメインになりがちですが、子どもたちの目線が絵本に集中できるような場所で読み聞かせをするのも大切です。
「絵本の読み聞かせを通じて子どもたちに何を伝えたいか」を頭に入れながら書いておくことをオススメします。
訂正や質問があったとき、明確な意図があると担当している先生からアドバイスがもらえる場合もありますよ!
もちろん、わからない事がわからない…なんてこともありますよね。
担当してくれる先生もそんな時期があったので大丈夫です。
絵本の読み聞かせ指導のポイント
ポイントは全部で3つ!
①場所
見たいという気持ちが先走ってお友だちを押しのけて前へ出ていったり、見えないからと押してしまったりすることがまだ多い年齢です。
・椅子を用意して場所をあらかじめ指定する。
・好きな場所で見るのならスムーズに行かない可能性もある。
ということを頭に入れておくといいですよ。
②見やすさ
子どもの目線に合う絵本の角度や高さになっているのかを意識してみましょう。
光の反射で絵がよく見えていない場合もあります。
どんな風に見えているのか、自分が子どもの目線になってみることをオススメします!
③声
人数と場所に見合った大きさの声になっているのか意識してみましょう。
後ろの方まで声が届いているか、絵本を読む前に聞こえるかを確認していくといいですね。
絵本の読み聞かせのポイントを調べると、「抑揚をつけた方がいい」、「淡々と読んだ方がいい」、と真逆な情報が出てくると思います。
園の方針もあるので、どちらの方が正しい!という認識はもたないでいた方がいろいろな発見がありますよ。
私は、読む場所、時間帯、人数、年齢によって読み方を変えていました。
絵本に集中している子どもたちの表情から学ぶことは多いので、よく見てみてくださいね。
指導案の例
今回は「からすのパン屋さん」の絵本を題材に、部分実習を想定して指導案を書いてみました。
年齢:3歳児(年少)
人数:20人
ねらい:
・内容に親しみを持ち、現実のものを想像しながら楽しさを味わう。
・絵本を通じて、数や言葉のやり取りに興味を持つ。
絵本の導入におすすめの手遊び
パンやさんにおかいもの
「パン屋さんにおかいもの」
パンパンパン屋さんに おかいもの
サンドイッチに メロンパン
ねじりドーナツ パンのミミ
チョコパン2つくださいな
はいどうぞ!
はじまるよ
「はじまるよ」
はじまるよ はじまるよ はじまるよったら はじまるよ
1と1でニンジャだよ ドロン
はじまるよ はじまるよ はじまるよったら はじまるよ
2と2でカニさんだよ チョキン
はじまるよ はじまるよ はじまるよったら はじまるよ
3と3でねこのひげ ニャー
はじまるよ はじまるよ はじまるよったら はじまるよ
4と4で タコの足 ヒューん
はじまるよ はじまるよ はじまるよったら はじまるよ
5と5で 手はおひざ
初めてのことが多い実習では不安なこともありますよね。
ここで紹介している指導案の書き方や内容はほんの一部です。
担当の先生や他のクラスの先生のアドバイスを聞きながら、たくさんのことを吸収してほしいなと思います。
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