部分実習で1番チャレンジしやすい絵本の読み聞かせ。ただ絵本を読むだけ…といっても、気をつけなければならないポイントがたくさんあります。
今回は『絵本の読み聞かせ』の指導の仕方を考えてみましょう☆
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絵本の選びかた
まずは主役である絵本を決めなければなりません。絵本を選ぶときのポイントは以下の2点。
- 年齢に合っているか
- ねらいや季節に合っているか
1番大切なことは、クラスの年齢・発達に合わせた絵本を選ぶことです。
乳児に長いストーリーを読んだら飽きてしまうし理解できません。反対に、年長児に赤ちゃん向けの絵本を読んだら物足りないですよね。普段、どの程度の長さのお話を読んでいるのか、実習中にチェックしておきましょう。
さらに発展として、季節感があったり、その時々の子どもの興味あることと結びつけて絵本を選べたら素敵です。
夏にはプールや海が出てくる絵本、遠足前にはお弁当やバスが出てくる絵本、虫捕りに夢中になっていたら虫が出てくる絵本…といったように、周りで起きていることと絵本がリンクすると、子どもたちのイメージはさらにふくらみ、期待感が増します。
導入を考えよう
『絵本の読み聞かせ』の部分実習だから、絵本を読めばいいだけ!と思っていませんか?
もちろんそれでもいいのですが、ここで”できる実習生”になるポイントは、導入も考えられるかどうか、ということです。
子どもたちが一か所に集まり、静かにお話を聞いている状態だったら、スムーズに絵本読みを聞いてくれるかもしれません。もしかしたら、子どもたちが騒いでいる状態で、「じゃあ先生、絵本読みよろしくね!」と、急に担任から振られるかもしれません。
注目していないのに、いきなり絵本を読み始めたらどうでしょう?聞いてくれるでしょうか?
子どもたちが絵本に注目した状態で読み始められるように、手遊びなども一緒にできるといいですね。
「手遊びあんまり知らない…」なんて言わずに、ひとつ覚えるいい機会です。ネットで調べるとたくさん出てきますよ。最後は静かに終われる手遊びのほうが、絵本読みに移りやすいですよ。
いよいよ絵本読み
子どもたちの前で絵本を読むときは、次のようなことに気をつけてみてください。
- 先生の体勢 (立つ?座る?イスは使う?)
- 絵本の持ち方 (めくりやすいかどうか)
- 子どもたち全員に見えているか (意外とはじっこにいる子には見えていないことも)
- 声の大きさ (みんなに聞こえるかな?)
- 声の調子 (低い声でボソボソ読むと聞き取りにくい)
- 読むスピード (年齢が下がるほどゆっくりと)
絵本を読むだけでも、こんなに意識することがありますよ。現場の先生がどのように読んでいるか、よく見ておきましょう。
指導案の書き方
これだけポイントがわかれば、指導案に書く内容には困らないはず!上にあったような、自分が「ここに気をつけよう」と思うところを指導案に書いてみてください。
今回は見本は書きませんでしたが、きっと部分指導案の1枚は簡単に埋まると信じています(笑)
実習生はまだプロではないので、失敗したって大丈夫!できる準備は確実にしてから本番にのぞみましょう。それでも失敗したら、それは日誌に書いて反省すればいいだけの話です。
これから就活の方は、学校だけではなく就職サイトを使うのがオススメ◎
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