こんにちは!保育士・心理士として、保育と療育の両現場で働くシロクマ先生です。
この記事では、2歳児・2月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
寒さも一層厳しくなってくる時期なので、体調管理には十分気を付けましょうね。クラスの移行も視野に入れながら保育にあたっていきましょう。
目次
2歳児の月案・2月の作成ポイント
☆進級に不安を抱える保護者に、しっかり対応していこう。
☆子どもが自分でできることが増えてきたことを考慮しながら、適宜援助していこう。
☆クラス移行について、職員間で連携を図りながらすすめていこう。
保育目標
- 身の回りのことを自分でやれたと自信が持てるようにする。
- 冬の自然に触れ、興味を広げながら楽しく過ごす。
先月の子どもの様子
- 食具の持ち方を「こう?」と保育者に尋ねる姿も見られた。
- 「一緒に遊ぼう」「これやる?」など、自ら友達や保育士を誘って遊ぶ姿も見られた。
2月の行事
- 誕生会
- 身体測定
- 避難訓練
- 豆まき会
2月のおすすめ絵本
『パンダ銭湯』作:tupera tupera
保護者との連携
- 進級への期待や不安を受け止めながら、連絡帳や送迎時の対応をしていく。
- 自らやってみようとする姿を、家庭で見守りながら自信につながるようにしてもらう。
食育
- 食具の持ち方を意識して食べる。
- できる限りこぼさないよう、意識しながら食べる。
体調管理・保健および安全
- 室内をこまめに清掃し、換気も定期的に行う。
- トイレや水道などの水場が濡れていないか確認し、転倒防止に努める。
職員間の連携
- クラス移行に向けて、幼児クラスの職員とも連携を図り、動線など子どもたちが戸惑わないよう相談する。
- 散歩や戸外活動では厚着にならないよう注意していく。
養護
生命の保持
ねらい
- 手洗いを丁寧に行い、感染症の予防を図る。
- 尿意や便意を保育者に知らせ、トイレに行こうとする。
予想される子どもの姿
- 石鹸を用いて丁寧に洗おうとする。
- トイレで用を足すことが習慣となり、自ら向かう。
配慮および援助
- そばで見守りながら時折手伝って、習慣づくようにする。
- 遊びの途中や生活の節目などに適宜声かけし、トイレに行くよう誘っていく。
情緒の安定
ねらい
- 思い通りにならないことを受け止めてもらいながら、情動コントロールをしていく。
- 言葉を使って自分なりに、気持ちや想いを伝え受け止めてもらう。
予想される子どもの姿
- うまくいかずに癇癪になっても、保育者の言葉かけを受け入れていく。
- 知っている言葉や耳にした事のある言葉を使って伝えようとする。
配慮および援助
- 気持ちに共感しながら代案を伝えていき、落ち着いた気持ちで過ごせるように関わる。
- うまく言葉にならない気持ちを代弁しながら、言葉で伝えられるよう関わっていく。
教育
健康
ねらい
- 衣類の裏表や前後に気づき、たたんで片付けようとする。
- 身の回りのことを、友達と確認しながら行う。
予想される子どもの姿
- 保育者に手伝ってもらいながら、畳んでみる。
- 「こうだよね」などと声を掛け合いながら行う。
配慮および援助
- 自分でしようとする姿を見守りながら、たたみ方を伝え、できるように促していく。
- 子ども同士のやり取りを見守りながら、必要に応じて手伝っていく。
人間関係
ねらい
- 年上の友達と関わり、一緒に遊んだり真似をしてみる。
- 友達や保育者の話に最後まで耳を傾けて聞く。
予想される子どもの姿
- 年上の子のやっていることに興味を持ち、真似をしてみる。
- 話を聞く中で、相手の思いを知ろうとする。
配慮および援助
- 生活や遊びの中で、異年齢児と交流を図れる機会を増やしていく。
- 最後まで聞く意識が持てるよう、端的かつ具体的な内容で伝えていく。
環境
ねらい
- 戸外での水や雪、氷など冷たいものに触れて冬を感じる。
- 豆まきなど季節の行事を楽しむ。
予想される子どもの姿
- 冬を感じる様々なものに興味関心を持って遊ぶ。
- 豆まきについて紙芝居や絵本を見て行事を楽しみにする。
配慮および援助
- 戸外で遊ぶ時間調整しながら、風邪などひかないように注意していく。
- 絵本や紙芝居を通して興味を持てるようにしていく。
言葉
ねらい
- 絵本の読み聞かせや遊びを通して、保育者と友達とやり取りをしていく。
- 友達を誘って一緒に遊ぶ。
予想される子どもの姿
- 言葉のやり取りを通して、子ども同士で楽しく遊ぶ。
- 一緒に遊ぶことを喜び、楽しむ。
配慮および援助
- 一緒に遊びながら、繰り返し言葉やリズムのある言葉の面白さを知らせていく
- 子ども同士の関りを見守りながら、適宜声かけや援助をしていく。
表現
ねらい
- はさみやのりを用いて制作を楽しむ。
- 保育所や友達と一緒に、歌に合わせて体を使って表現する。
予想される子どもの姿
- はさみがうまく使えない、のりを触れたくない子もいる。
- 曲や音楽に合わせて、からだを動かして遊ぶ。
配慮および援助
- 見本を作ってイメージがもてるような支援をしながら、取り組めるようにする
- 冬の曲や音楽などを用いて、親しみやすく楽しめるようにしてく。
保育者の評価・反省(振り返り)
- 子どものやってみようとする思いを見守り、意欲がわくような声かけや環境設定ができたか?
- 進級に向けた保護者の不安を受け止めながら、対応していけたか?
- 冬を感じられるような環境設定や遊びを提供できたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
2月のおたより例文はこちら
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保育園勤務経験16年のライター平あかりです。この記事では現場経験とライターの知識を活かした、クラスだよりの文例とクラス作りのヒントをご紹介し ...
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