こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。
本日は2018年12月31日…大晦日!
あまりイベントごとや行事に興味のない私ではありますが、1年の終わりには今年の振り返りをすることにしています。
ちなみに去年はこんなこと書いてました。
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保育士辞めた!フリーになった2017年を振り返る。
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 今回は完全にプライベートというか、自分自身のことについて、2017年を振り返りま ...
去年は保育園を退職した年で、無計画に、そしてのんびりと過ごしていましたね…。
フリーランスなんてとてもじゃないけど呼べないほど、そんなに仕事もしていませんでした。
それに比べると今年は、仕事も本格的に始め(?)、出会いも多く、反省も多く、得たものも多く…自分的にははじけた年だったなと思います。
一言でいうと、”フリーランス保育士”になれた年。
仕事のことや、大変だったこと、学んだことなどつづっていきます。
何者にもなれない辛さ
「今なにしてるの?」「お仕事は何されているんですか?」
久しぶりに会った友達や、新しく知り合った人によく聞かれるこの質問。
以前は「保育士してます^^」と、何の疑問もなく答えていました。
保育園を退職したあと、この質問に答えられなくなりました。
今年の前半にしていた仕事(収入を得ていたもの)といえば、
- 家庭教師
- リトミック教室のアシスタント
- ブログ
- ライター
この4つでした。
家庭教師が本業でもなく、リトミックもアシスタントを週1回、ブロガーと呼べるほどブログでご飯食べてる訳でもなく、ライターの仕事も月1本程度…
かと言ってバイトしてる訳でもないからフリーターでもないし、主婦でもない…
自分が何者にもなれなくて、しんどい時期が続きました。
いい年して定職に就いていない感じもして、人によっては「何してるかわからないやばいやつ」と思われたかもしれません(笑)
単発の仕事の依頼が来る
悩みながらも、この4つの仕事はずっと続けていきました。
すると、今年入ったあたりから、ちょこちょこと個人的に仕事を依頼されることが出てきました。
たとえば、3月には講演依頼(初めてにしては大きすぎる仕事だった…)
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保育のしごと公開講座レポート♡遊び/ピアノ/制作…現場で役立つネタの話
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 一昨日、ちば保育士・保育所支援センター×三省堂書店「保育のしごと公 ...
同じ月に、認可外保育園での研修依頼
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松戸市で保育研修会を開催♪ -「リスクマネジメント」と「保育のねらい」って?-
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 今日は松戸市内の保育園にて、保育士さんを対象に研修会を担当させていただきました! ...
4月に、声優さんの保育企画監修
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イケメン声優/中田祐矢さんとお仕事★「子どものお世話をしてみよう!」
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。 先日、声優グラビア誌「ボイスニュータイプ」のWEB企画で、声優の中 ...
「保育士としての経験を活かして、こんな仕事ができるんだ…!」と実感できた上半期。
圧倒的に自分のスキルに見合っていないような仕事に感じましたが、本当にいい経験をさせてもらって感謝しかありません。
依頼が来ることはとても嬉しかったのですが、それと同時に、「単発の依頼だけでは食べていけない…」ということにも気づきました。
”安定収入が得られる仕事”が必要だと強く感じました。
ベビーシッターを始める
この3本の仕事をこなした後、「保育士の資格を活かしつつ安定収入にも繋がりそうな仕事」ということで、新しくベビーシッターの仕事を始めました。
初めての経験に、最初はめちゃくちゃ緊張したことを覚えています…。
マッチングサイトのシステムにも慣れず、ベビーシッターのニーズも全くつかめず、予約が入ったと思ったらキャンセルされたり、依頼が来ないと思ったら突然2時間後の予約が入ったり…
とにかく振り回されたし、疲れました(笑)
そんなスタートでしたが、1,2か月経つと仕事の流れを徐々につかむことができ、慣れたのと同時に仕事をとても楽しめるようになりました。
7年間、幼稚園・保育園という職場で悩んでいたことが解消され、心から「子どもと関われるのが楽しい!」「ベビーシッターという働き方、最高かもしれない!」と、やりがいを感じていました。
今はベビーシッターとしての仕事回数が70回を超え、「ぽっくるさんにお願いしたい!」とリピートで指名して下さる家庭のみ伺っています。
究極に幸せです。
各ご家庭からいただいたレビューは宝物で、元気がないときはいつも眺めてしまいます…。
誰ともわかり合えない辛さ
保育園をやめたときから、自分と同じような生活・働き方をしている人が周りに全くいませんでした。
保育関係の友人はみんな保育園に勤めていたし、他の友人も、会社勤めだったり、子育てしていたり…
自分みたいによくわからない立ち位置の人はいなかったし、誰にも理解してもらえませんでした。
私は全くそんなつもりはなかったけど、活動していることに対して、
「そんな働き方するなんて詐欺みたい」
「子どもをビジネスに使っている」
なんて言われることもありました。
”保育士=保育園勤務”という固定観念が強い人には、私のよくわからないスタイルは受け入れられませんでした。
働き方を変えたことで、疎遠になった友達もいました。
SNSに救われる
周りには全く理解者がいない中、SNS(主にTwitter)には似たような考え方・働き方をしている人たちを見つけることができて、本当に救われる思いでした。
「誰かに話しを聞いてもらえる」
「理解してもらえる」
「共感してもらえる」
心の安定にはこの3つが必要…!と発見できました。
周りには一人もいない”ベビーシッター””フリーランス””ブロガー””講師”…こういう方々に出会えて、「今の働き方でいいんだよ!」と、背中を押してもらえました。
いい意味で常識にとらわれない働き方を教えてもらえました。
Twitterがなくて、周りに1人も理解者がいなかったら、変な道に進んでいたかもしれません。
いろんなこと・やりたいことをあきらめて、保育園勤務の保育士に戻っていたかもしれません。
SNS上で知り合った仲間たちと、今とても濃い関係が続いています。
「よく知らない人と会うなんて危険。やめたほうがいい。」そんな固定観念も捨てて良かったです。
※ちなみに、危険なこともありますのでお気をつけください。
フリーランス保育士という肩書き
自分が何者なのかよくわからない生活をしている中で、”フリーランス”という言葉に出会いました。
そのとき、なんかピンと来たんですよね…
今の自分の働き方を一言で言うならば、”フリーランス”になるのでは…?!
【フリーランス】
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。
肩書きって重要じゃないけど重要なんですよね。私は”フリーランス保育士”と名乗り始めてから、何物かになれたような気がして安心しました。
そして夏に、フリーランスwebマガジン「シゴトフォリオ」の取材を受けたことも大きかったです。
⇒フリーランス保育士インタビュー記事
なかなか反響が大きく、「私もこういう働き方がしたい!」と言ってもらえることが増えました。
働き方の選択肢が増えること、より自分らしい人生を生きられる人が増えることは、本当にうれしいことです。
今でも「現場の保育士じゃないくせに保育語るな」とか、「子どもをビジネスに使って…」とか、遠回しに批判されることはありますけどね…。
やっぱり受け入れられないなと思うことはありますが、周囲の意見も聞き入れながら頑張っていこうと思っています。
保育コミュニティ発足
最後になりますが、今年の締めくくりとして(?)、12月から保育に関わる人のためのコミュニティ”#HUG”を発足しました。
きっかけは、今長々とつづったように、自分自身がめちゃくちゃ悩んで辛かったからです…!
自分と同じような悩みを持った人に、仲間を見つけてほしいからです。助け合える場所がほしかったからです。
まだまだこれからのコミュニティですが、悩みが少しでも解消したり、新たな考えに触れるきっかけとなれば嬉しい…。
#HUGが、誰かの未来を明るいものに変えられるかもしれません。
素敵な出会いをくれたみなさん、ありがとうございました。
誰かが切り開いた道を進むのは簡単だけど、自分で道をつくっていくのは大変…
そんなことを実感した1年でした。
ブログを読んでくださったみなさん、関わってくださったみなさん、ありがとうございました。