こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。
今日は松戸市内の保育園にて、保育士さんを対象に研修会を担当させていただきました!
もう一度保育の基礎から理解したい…とのことで、研修テーマは「保育所におけるリスクマネジメント」と「保育のねらい」について。
来月から新年度が始まることもあり、「4月の保育のポイント」についてもお話してきました。
保育所におけるリスクマネジメント

カタカナで見ると、なんだか難しそうですね。
リスクマネジメントとは、簡単にいうと、【危険(リスク)の予測⇒対策⇒起こってしまったときの対処法】を考えること。
私たちは生きているだけで、たくさんの危険にさらされています。いつ起こるかわからない災害や事故、病気…極端にいえば、いつ死んでもおかしくない状況です。
保育園ではたくさんの命をお預かりしているので、その分、ケガや事故に対するリスクも高まりますよね。安全に子どもたちを保育することが私たちの務めですから、常にリスクマネジメントをしておくことは大切!
「園内にはどんな危険がある?」「公園で気をつけなければいけないところは?」「季節や年齢によってのリスク」…
事故が起こりやすい状況や、対策、リスクを見つける視点について、みなさんと一緒に考えてきました。
保育園事故のデータ
平成26年報告 厚生労働省集計
事故件数 177件
(負傷160件、死亡17件)
事故が起きると誰もが悲しい!
防げる事故は防ぎたいですね。
保育の「ねらい」って?
学校や実習でもよく出てくる「ねらい」。

保育所での保育は、「保育所保育指針」に基づいて行われています。
保育所は子どもをあずかるだけの場所ではなく、「子どもの健全な心身の発達を図ること」を目的とする施設であり、保護者に対する支援を行う役割も担っています。
そして、保育指針には【保育の目標】も書かれています。
保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場である。このため、保育所の保育は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなければならない。
この、いくつかある目標を、さらに具体的にしたものが保育のねらいです。
どのようなねらいを設定していくか、というのは、平成30年4月から施行される改定後の指針では、【乳児保育】【1歳以上3歳未満児】【3歳以上児】の年齢別になっています。
保育指針に基づきながら、「保育のねらい5領域」を普段の活動とどう結びつけていくのか、というところを、ワークを行いながら考えていきました。
リスクマネジメントと、保育のねらい…どうしてもむずかしい文章も入ってきてしまいますが、保育士としては基本として知っておかなければならないところですね。
この研修を通して、少しでも学びにつながる部分があったら嬉しいです♩
貴重な機会をくださった保育園のみなさま、ありがとうございました。
保育を楽しむためには、保育者も学び続けていくことが大切!
私自身も、向上心を忘れずにがんばっていきたいです。