こんにちは。保育園勤務経験16年のライター平あかりです。
8月の祝日「山の日」を知っていますか?一番新しくできた祝日なので、由来など知らない保育士さんもいるでしょう。
この記事では山の日の子ども向けの説明、ねらい、おすすめの活動についてお伝えします。
目次
山の日とは
山の日は「山に親しむ機会を得て山に感謝する日」として、2014年に制定され2016年に施行された一番新しい祝日になります。
海に囲まれた日本ですが、国土の6、7割は山になります。
以前より、”海の日があるのに山の日がない”ことが疑問視されていました。そこで山の日を作ろうという動きが出たのです。
山の日の由来
山の日ができる以前、独自に山の日を作っている自治体もありました。山梨県、岐阜県は8月8日。香川県、愛媛県、高知県は11月11日に山の日を制定していたのです。
山の日を決めるときに、当初は祝日のない6月やお盆の前日の8月12日も候補に上がっていました。しかし8月12日は飛行機事故があった日なので避けることになったのです。
漢字の”八”は山、数字の”11”は山にある木を連想させ、自治体の山の日も8と11を使う場合が多かったことから、山の日は8月11日に決まったようです。
子ども向け説明
山の日は昔から伝わる由来などはなく、比較的新しい祝日です。行事や製作をする園も少ないでしょう。朝の会などで話をするといいですね。
乳児向け
幼児向け
ねらいの例
- 山の日の由来を知り、山にいる動物や木を描いてみよう
- 山の日に親しみ、山に感謝する気持ちを育もう
おすすめの活動
0歳児/1歳児/2歳児クラス向け
- 部屋の中央に布団を山のように重ねる
- 大きな布をかぶせる
- 子どもが登るように声をかける
配慮する点:思いがけない体制で転ぶため、友だち同士ぶつからないよう間隔を開ける
3歳児/4歳児/5歳児クラス向け
〈クイズ〉
「日本で一番高い山は何でしょう?」
「山にいる動物は何でしょう?」
「みんなが登ってみたい山はどんな山ですか?」
おすすめ絵本
幼児向け
「ワニぼうのやまのぼり」作:内田麟太郎 絵:高畠純 文溪堂
「やまのぼり」作絵 さとうわきこ 福音館書店
ばばばあちゃんシリーズの山登り。ばばばあちゃんらしく、一味違う山登りを描いています。大きな布で山を作ったばばばあちゃん。どんな山登りになるのか先の読めない展開に、子どももひきつけられますよ。
「ポレポレやまのぼり」作絵 たしろちさと 大日本図書
やぎくん、ぞうくん。はりねずみくんが、頂上を目指すお話。登山の楽しさがぎゅっと詰まった絵本です。読み終わると山登りがしたくなりますよ。
まとめ
山の日は、製作や行事を取り入れる保育園・幼稚園は少ないでしょう。けれど山の日を身近に感じるような、遊びや絵本などを取り入れて、山の日を楽しむといいですね。