3歳児(年少クラス)は2歳児クラスの時に比べると、幼児らしさが増し、「お兄さん、お姉さん」という認識が増えてくる子が多いのではないでしょうか?
今回はそんな3歳児の設定保育や部分実習におすすめの活動を4つご紹介します。
幼稚園では年少クラスなので、子どもたちに無理のないよう活動してみてくださいね。
部分実習でもできるよう、全て20〜30分で活動できる内容になっていますよ。「できそうだな」「やってみたいな」と思ったらぜひ取り入れてみてくださいね。
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フラフープ遊び
鬼ごっこの応用でフラフープの中に入る遊びです。色の理解ができる子が多くなり、集団遊びも楽しめるようになってくる3歳児にはぴったりの活動ですよ。
準備
●室内→ビニールテープで床に円を作る(5色ぐらいある方が良い)
※四角の方が貼りやすい
※保育室よりは体育館、ホールの方が良い
※保育室で遊ぶ場合は、移動はハイハイ!など楽しみながらも安全にできるよう配慮しましょう
●戸外→フラフープを広げる
遊び方
- 鬼を決める
(最初は自分が鬼になり見本を見せるのも良い) - 子「鬼さん鬼さん何色ですか?」
鬼「あかー!」 - 鬼以外の子は赤色のフラフープの中に入る
- 赤色のフラフープに入る前にタッチしたら鬼になる
- 赤色のフラフープの中に入ったら鬼はタッチできない
- 最後の1人になった子が優勝
導入の例
28ページある絵本なので月齢によっては集中しづらい絵本かもしれませんが、絵で色オニのルールを見ておくとイメージがつきやすいですよ。
外へ行く前に読んでも良いですし、部分実習の日に向けて室内に絵本を飾っておくと、自然と絵本に興味をもつ子もいますよ。
指導アドバイス
普通の色オニとは違い、フラフープの中に入ることで、一人ひとりの様子がわかりやすい活動です。
部分実習や新生活が始まったばかりの4月5月の設定保育にもおすすめですよ。
フラフープに入る時に、ぶつかってしまうこともあります。さりげなく空いてるフラフープの場所を伝えるなど、衝突を防ぐ方法も考えておきましょうね。
忍者ごっこ
みんな大好き(?)忍者!忍者に変身して楽しく体を動かすことができる活動です。アイデア次第でバリエーションが増えるので、設定保育でも楽しめますよ。
遊び方
忍者になりきって体を動かしましょう!
この動画では4歳児、5歳児と紹介されている遊びですが、3歳児(年少クラス)でもできる簡単な内容です。
ただ、友だちとの距離感がうまく保てなくて衝突してしまうことや、はしゃぎ過ぎてルールを守れなくなることもあるかもしれません。
今の子どもたちの様子に合わせて活動に取り入れて見てくださいね。
導入の例
しんぶんニンジャの振り付き動画。新聞紙を使った、忍者がテーマのリズム体操です。
活動の前に踊ってみましょう!「忍者に変身する魔法の体操」なんて声をかけるのも良いですね。
実習の時間は限られているので、新聞紙だと時間が過ぎてしまいそうな時には、バンダナやタオルなど片付けの時間が短縮できるものに変更してみても良いですね。
指導アドバイス
新聞紙を片付けるときは「忍法〇〇の術!」のように声をかけるだけで、ワクワクの気持ちを残したまま活動を切り替えられますよ。
紙をお腹につけたまま走ったり(忍法落とさないの術)、布や紙を被って隠れてみたり(忍法隠れみの術)、オリジナルの忍法もたくさん取り入れてみてくださいね。
新聞紙遊び
新聞紙を使って体を動かしてみましょう。身近にあるものでも工夫次第で楽しい遊びに変わります。その場でできる簡単な遊びなので、部分実習でも取り入れやすいですよ。
遊び方
- 新聞紙を1人1枚配る
- 大人の真似をして新聞紙から落ちないようにバランスを取る
導入の例
幼稚園の4歳児クラスで実践している動画です。
年齢が違うので、動画のようにスムーズに行かないこともあるでしょう。
スムーズに進めることが目的ではなく、子どもたちが楽しく体を動かすことが目的です。

指導アドバイス
新聞紙が途中で破けてしまう子もいるでしょう。念のため多めに準備しておきましょうね。
他の遊びと同様、3歳児はまだまだ周りとの距離感がつかみきれない年齢です。ケガがないように子どもたちの動きをよく見ておきましょうね。
貼り絵
指先が少しずつ器用になる3歳児。具体的な絵も描けるようになってきている年齢ですよね。
そんな3歳児の設定保育でオススメなのが貼り絵。ハサミを使わなくても楽しめるので、部分実習にも取り入れやすい活動です。
遊び方
- 画用紙に好きな絵を描く
- 色ぬりをクレヨンでするのではなく、ちぎった折り紙を貼っていく

導入の例
導入にオススメの絵本です。3歳から読める内容なので活動の前に読む絵本にぴったりですよ。
指導アドバイス
ちぎり絵のような活動をすると、子どもによって指先の細かい動きが得意は子とそうではない子とわかりやすく出ます。
「できない」と自信を失わないよう、声をかけるなど気にかけるようにしましょうね。
何色か見本として細かくちぎっておくのも良いでしょう。自分でちぎりたい子、貼ることが楽しい子など、活動をより楽しめるような工夫をするのもオススメですよ。
お兄さんお姉さんらしくなってきた3歳児クラスのお友だち。幼稚園ではまだ年少クラスで可愛い盛りですよね。
保育実習では、「担任の先生のように上手くやろう…!」といっぱいいっぱいになって子どもたちが楽しむことを忘れないよう、事前準備をしっかりしてから取り組んでみてくださいね。