親子遠足や運動会、保育参観など、様々な場面で取り入れることの出来る親子レクレーション。
「今回は親子で何をしよう…」と頭を悩ませるイベントの1つですが、子どもたちにとっては家族と友だちと先生と一緒に過ごせる特別な時間。
当日はやっぱり、思い出に残る、親子が一緒に楽しむ時間にしたいですよね。
お父さんやお母さんと一緒に活動する場面があるといつも以上に張り切る子どもたち!親にとっても、普段は見ることのできない活動に一緒に参加できることを楽しみにしています。
そこで今回は、室内でも屋外でも楽しめる親子レクレーションの活動を厳選して3つお届けします。
目次
活動選定のポイント
活動の中で子どもたちとコミュニケーションを深めたり、“こんなこともできるようになったんだ”と成長を実感できる活動だと、お父さん、お母さんも嬉しいですよね。
親子で参加することにちょっぴり不安を抱いているお父さん、お母さんもいらっしゃるので、“来てよかった!”“楽しかった!”と満足してもらえる、親子で楽しめる活動を選ぶとよいでしょう。
また、お家でも気軽に楽しめるものだと、家族で遊ぶときのアイデアにもなるかもしれませんね。
もうじゅう狩り
屋内でも屋外でも楽しめる猛獣狩りのゲーム。リズムに合わせて歌ったりと身体を動かしながら楽しめます。
遊び方
- 親子で一組になり、手をつなぎましょう。
- みんなで輪になって先生は真ん中に入ります。
- リズムよく、身体を揺らしながら歌うように始まります。
みんな「もうじゅうがりにいこう~よ」先生「もうじゅうなんてこわくない」
みんな「もうじゅうなんてこわくない」
先生「てっぽうだって、もってるし」
みんな「てっぽうだって、もってるし」
先生「やりだってもってるもん」
みんな「やりだってもってるもん」
先生「あっ!(どこかを指差す)」
みんな「あっ!(リーダーが指差したほうを指差す)」
先生「○○○!(思いついた動物の名前を言う)」
みんな「○○○!(動物の名前を繰り返す)」
※「キリン」「ライオン」「サル」「チンパンジー」など。
4、先生が言った動物の文字数と同じ数のグループを作り、座る。
5、座れないともうじゅう(先生)に食べられてしまう。これを繰り返す。
導入の例
動物が出てくる絵本などを読むことで、子どもたちも“こんな動物がいるなぁ”と想像して遊ぶことができますよね。
「この動物はどうやって鳴くのかな?」と聞きながら動物の鳴きまねをしてみたり、動きの真似をしてみるのも楽しいです。
動画〈親子でもうじゅう狩りの様子〉
実際にゲームをしている様子がよくわかりますね♪
人数がピッタリ分かれられないこともあるので、人数調整するための先生がいてもいいですね。
指導のアドバイス
最初は先生たちでゲームのお手本を見せられると良いでしょう。また、何度か親子で練習してから本番にのぞむと、子どもたちもルールを理解したうえで楽しめますね。
慣れてきたら、「次からは先生もグループにまざるよ~!」などと声かけをして、グループに入れなかった親子に、もうじゅう役をやってもらう方法も盛り上がりますよ。
また、もうじゅう狩りの別バージョンを考えても楽しいですね。
例えば、果物・海の生き物・陸の生き物など…アレンジしてみると面白いですよ。
海とお魚ゲーム
チームで身体を動かしながら、力を合わせて楽しめるゲームです。
遊び方
- 海チームと魚チームになり、海チームは手をつないで大きな輪を作ります。
- 魚チームはその中に入り、スタートの合図でつないだ手をくぐって逃げる。
- 海チームはつないだ手を上下にゆらしたり、輪を縮めたり広げたりして、逃げられないように防ぐ。
- 時間内に魚が多く逃げられたチームの勝ち!
導入の例
海の魚の絵本などを読んでイメージをふくらませてから取り組んでみましょう。
また、魚チームと海チームでそれぞれ製作活動をするとよりゲームも楽しめます。変身したい魚を親子で選び、絵で描いたり、ぬり絵をして、それをお面にしたり。
腕や手にスズランテープを付けてみたり、カラーポリ袋を使用して海やお魚風の洋服を親子で作ったら海の雰囲気も増して楽しいですね。
指導のアドバイス
- まず最初は先生が見本を見せてあげましょう。
- 時間があるときは何度か少人数グループで練習してから、大きい輪になるのも良いですね。
- 海チームと魚チームは時間で交代するとより楽しめます。
- 親はなるべく子どもたちの間に入るよう誘導するとよいでしょう。
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宝探しゲーム
親子で一緒に宝を探すゲーム。戸外と室内と同時に使ってもおもしろいですよ。
遊び方
1、お宝は人数分用意する。
※宝石やコインの形に切り取ったキラキラ画用紙をラミネート加工すると、色々な場所に貼れて繰り返し使えるのでオススメ!
2、事前にお宝を隠しておく。(慣れてきたら隠すチーム、探すチームに分けてもOK)
3、隠し終えたらスタートの合図で一斉に捜索開始!
導入の例
宝探しにちなんだ絵本を読んでもよいですし、お宝を見つけたときに入れる簡単なバッグを親子で製作しても楽しいですね。
お宝を親子で〇個作って、それを実際に隠す方法も盛り上がります。
動画〈宝探しの様子〉
3歳児クラスで宝探しゲームをしている様子です。
ルール説明をする場面や、子どもたちが探す姿、見つけた宝を使って遊びを発展させるシーンまで見ることができますよ。
指導のアドバイス
始める前に、
・どこからどこまでが遊ぶ範囲なのか
・探すものはどんなものなのか、何個あるのか
などしっかりと伝えておきましょう。
隠す場所は、手を伸ばすと届く場所だったり、ちょっとのぞいたり、少し物を動かすと見えたりなど、簡単にはわからないけどちょっぴり難しいくらいがちょうど良いです。
子どもの年齢や様子によって調節してみましょう。
先生は、探している間にヒントを出したり、親子に混ざって一緒に探すのも楽しいですね。複数先生がいる場合は、先生の背中やポケットなどにお宝をしのばせておくのもおもしろいです。
いかがでしたか?親子レクレーションは計画したり、準備したりと、たくさん考えることもありますが、当日を終えたときの達成感と喜びがあります。
当日はレクレーションのフォローもしながら、親子と一緒に楽しめる時間にしたいですね!ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人