こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、4歳児・6月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
湿度や雨により過ごしにくいけれども、この時期ならではの気づきや発見もあります。体調管理に十分、気を付けながら楽しく過ごせるようにしましょう。
目次
4歳児の月案・6月の作成ポイント
☆子ども自身で考え、行動しようと思えるよう、できる限り見守りながら、適宜援助していこう。
☆友達同士の関係づくりがより発展していけるような活動や関わりをしていこう。
保育目標
・身の回りのことを進んでしようとする。
・友達や保育者に自分の思いを伝えながら一緒に遊びを楽しむ。
先月の子どもの様子
・ルールのある遊びを子ども同士で楽しむ様子も見られた。
・戸外で見つけた生き物に興味を持ち、図鑑で調べる姿も見られた。
・自分の思いを伝える中で、相手の思いを聞き入れられない姿も見られることがあった。
6月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・歯科検診
・内科検診
6月のおすすめ絵本
『フレデリック』作:レオ・レオニ
保護者との連携
・子育てに関する相談を真摯に受け止めながら丁寧に対応していく。
・着替えの回数が多くなる時期なので、多めに衣類を用意してもらう。
食育
・姿勢に気をつけて食事をする。
・食事の準備や片付けをしてみる。
体調管理・保健および安全
・歯科検診を通して、歯の健康について保護者と確認し合う。
・梅雨の時期の衛生管理について、共通理解を深める。
職員間の連携
・雨天時の活動、ホールの使い方など幼児の職員間で確認・調整し、安全に遊べるようにしていく。
・子ども同士のかかわりを幼児の職員間で共有し、連携していく。
養護
生命の保持
ねらい
・一人ひとりの健康状態を把握し、健康安全に過ごせるようにする。
予想される子どもの姿
・保育者に具合の悪いことを自分で伝えることもある。
配慮および援助
・体調の変化に気を配り、休息の大切さも伝えていく。
情緒の安定
ねらい
・遊ぶことの楽しさやできることへの喜びに共感し、自信につなげられるようにしていく。
予想される子どもの姿
・できるようになったことを保育者や友達に知らせる。
配慮および援助
・できたことを認め、さまざまなことに挑戦しようと思えるようにしていく。
教育
健康
ねらい
・自分の身の回りのことを丁寧にしようとする。
・歯科検診を受け、歯について知る。
予想される子どもの姿
・自分で考えながら身の回りのことをやってみる。
・歯科検診を嫌がる子もいる。
配慮および援助
・手洗いうがいの方法を再確認しながら、清潔を保つことの大切さを伝えていく。
・歯についての理解を深め、歯磨きが習慣になるよう伝える。
人間関係
ねらい
・簡単なルールのある遊びを友達と保育者と一緒に楽しむ。
・仲の良い友達や保育者と好きな遊びを充分に楽しむ。
予想される子どもの姿
・わからない友達にルールを教える。
・好きな遊びを存分に楽しむ。
配慮および援助
・ルールがあることで楽しめることに気づけるよう、支援していく。
・子どもの様子に合わせて遊びに誘いながら、関係づくりに発展できるようしていく。
環境
ねらい
・友達や保育者と一緒に好きな遊びを楽しむ。
・梅雨の時期の自然や身近な生き物に、興味関心を持つ。
予想される子どもの姿
・自分から声をかけて誘う。
・カタツムリなどの生き物に関心を示す。
配慮および援助
・一緒に遊ぶ中で、子どもの発見や気づきに共感しながら関わっていく。
・気づいたことを子どもが調べ、教え合いながら興味が広がるようにする。
言葉
ねらい
・自分の思いや考えを伝えながら、話し合ったりする。
・絵本や図鑑に興味を持ち、自分で調べてみる。
予想される子どもの姿
・うまく言葉で表現できず伝えられない時もある。
・友達と一緒に調べる。
配慮および援助
・気持ちを汲み取り思いを受け止めることで、安心して思いを伝えられるよう促していく。
・子どもが興味を持ちそうな本や調べやすい図鑑を用意する。
表現
ねらい
・様々な素材や道具を使い、工夫して作ることの楽しさを味わう。
・リトミックで体を動かす。
予想される子どもの姿
・自分で試行錯誤しながら取り組む。
・リズムや指示をよく聞き楽しむ。
配慮および援助
・子どもの発想やアイデアを認め、作る楽しさに繋がるよう関わっていく。
・体を動かすことが苦手な子には、声をかけ見守りながら少しずつ参加できるようにする。
保育者の評価・反省(振り返り)
・子ども自身で考え、行動しようと思えるような声かけやきっかけづくりができたか?
・体調の変化衛生面に気を配り、子どもたちが健康に過ごせることができたか?
・友達同士の関係づくりを意識した活動や取り組みができたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
ご興味もってくださった方は、ぜひSNS等でお話しましょう☆
6月のおたより文例はこちら
-
6月おたより・クラスだより文例―書き出し/子どもの姿/締めの挨拶【年齢別】
こんにちは。ライターの平あかりです。この記事では保育園勤務17年の経験とライターの知識を生かした、クラスだよりの文例とクラス作りのヒントをご ...
6月の製作はこちら
-
梅雨製作&室内遊びまとめーねらいの例・年齢別の活動紹介ー
こんにちは!ぽっくる先生(poccle_hoiku)です。 雨が多く室内での活動が増える6月。 毎日同じ活動をするわけにはいかないし、外で発 ...