こんにちは。保育園勤務経験16年のライター平あかりです。この記事では現場経験とライターの知識を活かした、クラスだよりの文例とクラス作りのヒントをご紹介しています。
記事を読むとすぐに活かせる!8月のおたより例文(書き出し/子どもの姿/締めの挨拶)と、8月の保育のポイントがわかりますよ。
目次
8月の保育のポイント
8月は保育士も順番に休みを取ったり、子どももお出かけで休んだりすることもありますね。普段とは違う経験をし、心も体もぐんと成長する時期でもあります。
8月の保育のポイントは「水分をしっかり取って、ゆったり過ごす」。
生活リズムへの配慮
出かける機会が増える8月。お家の人とのお出かけは、楽しくいつも以上にはしゃいでしまいますね。子どもは気持ちと体のコントロールがうまくできないため、楽しい反面、案外疲れている場合が多いです。
また普段食べないものを食べたり、夜更かしをしたりと、生活リズムも日常とは違うでしょう。久しぶりに登園した子どもは心は弾んでいるけれど、体は少しお疲れモードと捉えましょう。いつもより給食を食べない、眠そうにしているなど見られたら、配慮したいですね。
熱中症の注意
また8月は熱中症にも気をつけましょう。室内でも熱中症は起こります。特に子どもは汗をかきやすく、体内の水分がすぐに奪われてしまいます。
汗をかかない子は熱が体の中にこもっています。こまめな水分補給の声かけをしましょう。
幼児クラスになると飲んでないのに「飲んだー」という子も出てきます。
水分を取ることの大切さを伝えるとともに、気になる子は、本当に飲んでいるか水筒の量など確認しましょう。
何より保育士自身も水分をとってくださいね。可能であればトイレのタイミングで塩分タブレットを食べたり、首にかけているタオルに保冷剤を入れたりして、自分の体は自分で守る意識をしましょう。
8月のおたより文例
8月のおたより文例を紹介します。季節を感じる文+全体的な子どもの様子を伝えるといいでしょう。
書き出し文例
- 例年にない猛暑が続いていますね。子どもたちは暑い中でも元気いっぱい頭に汗をかきながら遊んでいますよ。
- 蝉の鳴き声が響き渡る季節。子どもたちは園庭で蝉の抜け殻を見つけたり、蝉とりをしたりと、夏を満喫しています。
- 真夏の太陽がジリジリと照りつける今日この頃、太陽に負けない笑顔の子どもたちに元気をもらっています。
- 厳しい暑さが続く中、大人も子どもも登園だけで汗びっしょりになってしまいますね。こまめな水分補給で熱中症を予防していきましょう。
- 暑さが厳しくなり、スイカやかき氷が美味しい季節になりましたね。暑い時こそたくさん食べて、夏バテしないような体づくりをし、猛暑を乗り越えていきましょう。
子どもの姿文例
0歳児
- テラスで水遊びが気持ちいい季節。水遊びの時には顔にかかっても平気な子、少しでも水がかかると顔を手で拭く子など、個性豊かに水遊びを楽しんでいますよ。
- 木陰を選んで散歩に出ています。初めての夏を過ごす子どもたちは、入道雲やひまわり、蝉の声など、夏ならではのものを見たり聞いたりして楽しんでいます。
1歳児・2歳児
- 水遊びでは、バシャバシャ大胆に遊んだり、友達が遊ぶのを眺めたり、自分のペースで楽しんでいますよ。
- 給食の時に苦手なトマトやきゅうりが出ても、友だちに手伝ってもらうと口を大きく開けて食べる子もいます。友だちの力は大きいですね。
- 夏ならではの水遊びや、感触遊びを楽しんでいます。はじめての感触に戸惑う子もいますが、保育士や友だちと少しづつ慣れていけるようにしていますよ。
3歳児・4歳児
- 家族でお出かをすると、保育園でも「〇〇行った」「〇〇買ってもらった」と友だち同士でおしゃべりがはずんでいますよ。
- 水遊びやプールなど、夏ならではの遊びを楽しみにしている子どもたち。いつも着替えに時間がかかる子も、楽しみがあると着替えやトイレに行くのも早くなっていますよ。
5歳児
- 園の中で一番大きな〇〇組。けれど暑い夏はお昼寝をして、体を休めるようにしています。眠れなくても「体を横にするだけでいいんだよ」と伝えています。
- プール遊びでは大胆に遊ぶ子が増えてきました。たくさん遊んで、心も体も大きくなる夏にしたいですね。
締めの挨拶文
- 夏本番の暑さに体がバテ気味ではないでしょうか。暑さに負けないように、大人も子どもも体を休める時間を作り、夏を乗りきりましょう。
- 祭りやお出かけなど、楽しいイベントが盛りだくさんの夏。事故やケガには気をつけて、短い夏を楽しんでくださいね。
- 夏が過ぎるのは案外早いものです。子どもと一緒に夏ならではの思い出をたくさん作りましょう。
伝わる文章のコツ
今月は子どもの様子を伝えるときのポイントです。
「子どもの体や表情がどうなってるか、よく観察しよう」
楽しんでいました。嬉しそうでした。など子どもの様子を伝えるときによく書くワードですね。これにもうひとつ、子どもの体の様子を加えると、文章が生き生きしますよ。
例文
- 水に手を入れると〇〇ちゃんの目は大きく見開き、冷たい水の感触に驚いた後、気持ち良さそうに水遊びを楽しんでいましたよ。
- 保育士が絵本を見せると、持っていたおもちゃを置いて大急ぎで絵本の前に来て、絵本が始まるのを今か今かと待っていました。
乳児クラスの連絡帳はお家の方もとても楽しみにしています。「今日は〇〇しました。友だちと楽しそうにしていました。」では、どのように楽しんでいたのか伝わりにくいですね。
楽しそうにしてた時の表情の変化や体の動きを観察してみましょう。目や頬の様子、子どもの少しの仕草などを入れると、情景が思い浮かびやすいです。
まとめ
8月は子どもの人数をみながら合同保育をする園も多いでしょう。担任ではないクラスに応援に行く時もあると思います。
いつもと違う部屋での保育や暑さを考慮し、ゆったりとした保育を心がけましょう。この記事があなたのお役に立てると嬉しいです。
8月から転職活動を始めよう
保育業界では、来年度に向けて求人が出始めるのが8月頃。
2学期は運動会などの行事に追われて忙しい時期になります。8月のうちに無料サービスを活用して、求人だけでも目を通しておきましょう!
実際に動き始めるのはまだ先だとしても、希望とする求人を逃さないために、どのような園が求人を出しているのか、チェックしておきましょう◎
-
保育士転職の人気ランキングを紹介!特徴とおすすめの人も徹底解説!【PR】
保育士の転職ではサポートとして頼りになる転職サイトを利用するのがおすすめです。 初めての転職でも保育士に特化したプロによるサポートを受けられ ...