夏といえば8月!海やプール、かき氷など夏で連想できるものはたくさんありますよね。
今回は「はじき絵」という技法を使って、8月にぴったりなおすすめの製作をご紹介します。
「はじき絵」とはどんな技法なのかも、簡単に解説しているのでわからない方は読んでから実践してみてくださいね。
工夫次第では乳児から幼児までできるのもポイント!
気温が高すぎて外遊びができない時にこの製作しても良いですね。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
スポンサーリンク
はじき絵とは
クレヨンの上から水彩絵の具を塗るとはじきますよね。
この特性を利用した技法のことを「はじき絵」といいます。
最近では食べられるクレヨンなど様々なものがありますが、一般的にはじき絵で使われているクレヨンは「ロウ」や「油」が含まれているものです。
めずらしい種類のクレヨンでなければ大丈夫だとは思いますが、心配な方は1度確認してから製作をすることをオススメします。
絵の具は水彩絵の具を使いましょう。絵の具を薄めることで弾くので、水ぐらいシャバシャバにしてから塗リましょうね。
はじき絵のやり方
材料
- 画用紙
- クレヨン
- 絵の具
ねらいの例
- クレヨンが絵の具をはじく様子を楽しむ
- クレヨンが絵の具をはじくことで新しい表現の仕方を知る
- 夏らしい風景を思い浮かべながら製作を楽しむ
描き方
1、クレヨンで好きな絵を描く
2、上から絵の具で全体を塗る
*乳児は自由に描いても良いですが、幼児は花火など、何かを連想して描くのもはじき絵の特性を活かせるのでおすすめです。
*「花火」という同じ題材にしても個性が出るので、室内に飾るのも良いかもしれませんね。
はじき絵のポイントと注意点
はじき絵の注意点は3つあります。参考にして製作してみてくださいね。
1、クレヨンの筆圧は強めが良い
薄すぎると絵の具をはじかない場合があります。筆圧が弱いと感じる場合は、大人がサポートしてあげましょう。
2、絵の具は薄めが良い
絵の具を薄めたほうが、クレヨンをはじきやすいです。幼児クラスで準備も子どもたちで行うのであれば、絵の具が十分に薄まっているのか確認してあげましょうね。
3、洋服の汚れ対策(机・椅子も)
クレヨンも絵の具も洋服につくと落ちにくい場合があります。園の方針に合ったやり方で対応しましょう。
〈例〉
・保護者に事前に伝えて絵の具で汚れても良い服を持ってきてもらう
・洋服は着ない。全身で絵の具遊びを楽しむ。
アレンジ
〈全員で(グループで)1つの作品を作ろう〉
大きい紙にみんなで描いてみましょう。「ここに〇〇を描こう」「良いね!」など、会話も楽しみながら進めることができますよ。
1人の製作とは違い絵の具を置く場所、バケツを置く場所、など配慮が必要になります。
子どもたちが製作に集中しやすい環境を工夫してみてくださいね。
夏は楽しい行事が盛りだくさんですよね。
プールや泥遊びなどの外遊びも楽しめる季節ですが、室内でも夏らしい製作はたくさんあります。
今回は「花火」をテーマにしてみましたが、はじき絵は工夫次第でいろいろとアレンジができる技法なので、様々なテーマで挑戦してみてくださいね。