こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。
2019年1月25日(金)、2月7日(木)の2日間、ちば保育士・保育所支援センターにて保育講座を担当させていただきました。
今回は潜在保育士応援プログラムということで、これから保育園へ就職・復職される方を対象に「保育の仕事はじめのいっぽ講座」というタイトルで開催しました。
- 第1回目:保育園の1年の流れ+製作(実技)
- 第2回目:保育士1年目の心得&本音トーク+手遊び(実技)
ちば保育士支援センターとは
ちば保育士・保育所支援センターは、千葉県内の保育所や認定こども園等の求人情報を収集し、保育士資格を持つ方の就職のお手伝い、相談支援をおこなっている機関です。
就職に向けて保育に関する講座、保育園見学会など、イベントも多く開催されていますので、千葉県内在住でお仕事をお探しの方はぜひ見てみてくださいね♪
保育園1年の流れ+製作
私が新卒1年目でつとめたのは幼稚園でしたが、幼稚園や保育園って、各月の業務がだいたい決まっていたりと、同じような1年の流れの繰り返しになっています。
たとえば4月には入園式、7月から水遊び、10月には運動会…といったように、行事が行われるのは毎年同じ月。
ということは、●月に○○の準備を始めて、●月にはこの業務をする必要がある…というのも決まっているんですよね。
1年目や保育補助の立場だと、このような1年の流れを意識しながら周りのサポートをしたり、保育の準備をしたりということが重要になってきますが、私は新人の頃、これがさっぱりつかめていませんでした…!
しかも保育園や幼稚園では、具体的に「○○してください」と指示をもらえることは少なく、
なんて言われることも多いんですよね…。
自分の経験から、また、新人さんを見ていた立場から、「この流れを知ってたら、もっとスムーズに仕事ができたのに…!」という、知ってて助かる知識をこちらの講座に詰め込みました。
- 4月~3月まで、保育現場で行っている業務
- 各月の保育のポイント
- 起こりやすい事故、安全管理
をメインに、資料つきでお話させていただきました。
製作(手袋をつくろう)
2月だったので、「手袋」を題材にした製作を行いました。
教材準備の段階から取り組み、手早く・効率よく準備できるコツなどもお話していきました。
題材は同じ手袋でも、年齢や発達状況によって
- シール貼り
- クレヨンでお絵かき
- 絵の具
- ヒモ通し
など、様々なアレンジが可能です。
各年齢の発達状況の目安や、製作に用いられる技法などを説明しながら、製作していきました。
また、作るだけではなく、「子どもの気持ち」と「言葉かけ」についても考えられるよう時間を設けました。
大人と子どもの手先の器用さの違いを感じられるよう、軍手をはめてシール貼りやお絵かきをしてみましたよ^^
いつもはスムーズにできる作業がうまくできない…子ども目線での体験、新しい発見があったようでなかなか盛り上がりました(笑)
また、完成したものは同じグループの方々と見せ合い、保育者になったつもりで言葉を掛け合いました。
「褒めよう!」と思って、ついつい出てくる言葉は「上手だね~^^」だったりしませんか?
逆にそれ以外の言葉がなかなか出てこなかったり…。
私も新人のとき、子どもが「せんせー見てー!!」と作ったものをよく見せにきてくれたのですが、「すごいね」「上手だね」以外の言葉がなかなか出てこなくて困った経験があります。
保育者の言葉かけって、子どもにとってすごーく大切な部分なんですよね。
「上手か・上手じゃないか」という基準で製作をしているわけではないので、どのようなねらいで活動をしているのか、ねらいに沿った言葉かけの具体例なども出しながら活動しましたよ^^
保育士1年目の心得&本音トーク+手遊び
2日目の講座は、保育士1年目の心得と本音トーク!具体的には、
- 挨拶
- 服装・身だしなみ
- 報連相
- 健康管理
- 保育職場の実際(人間関係等)
という項目でお話しました。
職員、子ども、保護者…様々な人との関りがある保育士の仕事。挨拶の仕方や話し方、保育に適した服装など、日ごろのちょっとした気配りや配慮が大切です。
また、保育の仕事はチームワーク!自分一人でできる仕事ではありません。
報連相(報告・連絡・相談)は、子どもにとって良い保育をするために、保護者や職員との関係を築くために、事故やケガを防ぐためにも必要不可欠です。
- これくらい言わなくても大丈夫!
- こんなこと恥ずかしくて聞けない…
- わざわざ周りに言うことじゃないか…
- 自分で解決できたから大丈夫
新人さんほど、こういうふうに考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
それが、全然良くないんですよね…私にも数々の失敗があります(笑)
本音トークの部分では、みなさんが気になるであろう”人間関係”について、本当に本音でお話しました(笑)
- 上下関係厳しいの?
- 出勤時間って実際どれくらいがいいの?
- 保育補助やフリーに必要とされてる役割って?
などなど、私が見てきた職場での経験談や、よく相談を受ける内容から実際のところをお話しました。
これがあると人間関係が円滑になる!というちょっとしたポイントも…(笑)
職員同士の関係は、けっきょくのところ保育の質にも繋がりますし、何より自分が気持ちよく働けるかどうかにも大きく関わってきますよね。
人間関係良いに越したことはない…!
子どもと楽しめる遊び
2日目の実技では、少しの時間から楽しめる遊びをいくつか紹介させていただきました。
集団で子どもを見ることも多い保育士の仕事。
「静かにして!」
「先生の話ちゃんと聞いて!」
「時間まで待ってて!」
そんな言葉をかけてしまうこともありますよね…よく見かけるし、自分もしていたことがありました。
でもそれって、大人都合の言葉ですよね。
実際たくさんの子どもたちを少人数の保育士で見ようとすると、このような場面も出てきてしまうのですが、できるだけ楽しく過ごせた方が、自分にとっても子どもにとっても良いはず…!
- 何もなくても楽しめる手遊び(アレンジすれば楽しみ方もたくさん!)
- 持っていると何通りも遊べるグッズ
- 簡単につくれる手作りおもちゃ
- 少し頭を使う言葉遊び
一緒に手を動かしたり、実物を見ながら「こんなふうに遊べるよ~♪」と紹介させていただきました。
今回2回目となるちば保育士支援センターでの講座でしたが、センターの方も参加者もみなさんとても温かく、私も楽しいひとときを過ごすことができました。
少しでも何かためになるものを持って帰っていただけていたら幸いです!
今後もお力添えできるよう、私自身もスキルアップ頑張ります^^