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今、大磯町の中学校2校で、給食の残食の多さが問題になっていますね。
町導入の学校給食「まずい」食べ残す生徒続々ーYOMIURI ONLINE
多い日は4件、「まずい給食」異物で対応に苦慮ーYOMIURI ONLINE
見出しだけ見ると、「まずい」「味や見た目が悪い」という理由で残すなんて、最近の子どもたちは…と、思ってしまいますが、どうやら現状は想像以上にひどいようです。
給食は綾瀬市の業者に依頼し、学校まで配達してもらうデリバリー方式。
昨年1月の導入した当初から、「味が薄い」「見た目が悪い」「おかずが冷たい」と不評だったようですが、それに加え、
- 異物混入が多いときには1日4件発生
- 虫、髪の毛、プラスチック片、ひもなどの異物が計約100回見つかっている。
- おかず容器からはみ出るほどの髪の毛が混入
と、味の悪さだけが原因ではない模様。
「なんてひどい給食業者…」と、記事を読み進めていると、どうやら業者名が発覚したらしい。
○○○○フーズ…?
そこには聞き覚えがある業者名が。
給食の配達遅延…?
動物柄のお弁当箱…?
そして決定打はこの写真。
(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3157286.html)
この、えんじ色の弁当箱…!
記憶が鮮明によみがえってきました。
以前つとめていた幼稚園で、この業者の給食を食べていたことを。
実はこの業者、主力サービスは幼稚園向けのお弁当給食サービス。
私が幼稚園にいたのは4年以上前ですが、当時からものすごい不評でした。
ごはんが冷たいことに関しては配達サービスだからまだ我慢できるとしても、味がとにかく悪かった…。
今まで食べたこともない、謎の組み合わせが多発。
職員間でも、「今日のおかずやばくなかった?!」「何あの味!」と、この業者の給食日は大盛り上がりでしたね。
(曜日別で複数の給食サービスから発注していました。)
私が担任していた年少組に、ごはんが大好きな体格のいい男の子がいたのですが、わかりやすくこの業者の日だけ給食を残していました。
家でも普段から残すことはないらしく、心配になったお母さんが、子どもに「どうして幼稚園では給食残しちゃうの?」と聞いたそうです。
そしたら彼、
「だって、ようちえんのきゅうしょくは、まずくてたべられないから。」
と、言ったそうです。
3歳児の味覚でも判断できるほどの味って…。
けっきょく幼稚園でも残食が増え、職員からも子どもからも不評。保護者からのクレームが入ったこともあり、途中で契約を切りました。
味だけでなく、当時も配達遅延、弁当容器の回収遅延もありました。
給食の時間になったのに「給食が届いてないから食べられません!」と職員室から連絡があり、お腹をすかせた子どもたちをなだめ、必死で活動を考えて時間をつないでいましたね…。
そんななつかしい出来事を思い出したニュースでした。
大磯町の中学生のみなさんも、早くおいしい食事がとれるよう祈っています。