こんにちは。保育園勤務経験16年のライター平あかりです。
2月11日は建国記念の日。毎年祝日になっている理由を、子どもたちにわかりやすく説明できるといいですね。
この記事では建国記念の日の由来・子ども向け説明・ねらいの例文・おすすめ絵本3冊をご紹介します。
目次
建国記念の日とは
建国記念日は1966年に制定された国民の祝日です。
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、毎年2月11日に定められています。
建国記念の日の由来
建国記念の日は、日本書紀によると神武天皇が即位した日に由来しています。今の暦に直すと、2月11日になることから、この日に制定されました。
諸外国の「建国記念日」と違い、「建国記念の日」と表記している理由は、日本書紀の記述が正確かどうか確証がないからです。この日に「日本ができました」と確定するのが学術的に難しいため、「建国記念の日」と表記してあります。
子ども向け説明
- 明日は「建国記念の日」といって、日本ができたことをお祝いする日なんだよ
- 「建国記念の日」はみんなが暮らしている、日本という国ができた日なんだよ。皆でお祝いするためにお休みになっているんだって。
ねらいの例
- 皆が暮らしている日本という国を知ってみよう。
- 日本を知り、他にはどんな国があるのか興味を持ってみよう。
- 神話を通して、日本がどのようにできたのか知ろう。
おすすめ絵本
幼児クラス向けの、建国記念の日前後に読みたい、日本の神話の絵本をご紹介します。神話は年中、年長クラスになるとイメージをふくらませて興味深く聞いてくれますよ。
いなばのしろうさぎ 作・絵 いもとようこ
日本で一番古い歴史書である、古事記(こじき)に書かれている神話です。ウソをつくのはよくないという教訓めいたお話を、いもとようこさんのやさしい絵柄で、子どもの心にスッと入るでしょう。
くにのはじまり 作 舟崎克彦 絵 赤羽 末吉 あかね書房
日本はいざなぎ、といざなみの神様からできた国という古事記に基づいたストーリーが子どもにもわかりやすく書いてあります。保育士さんにとっても勉強になる絵本ですよ。
やまたのおろち 作 舟崎克彦 絵 赤羽 末吉 あかね書房
古事記の中でも有名な話です。昔の言い回しがあり少し、4歳児には難しいかもしれません。迫力ある絵でニュアンスは伝わるでしょう。
まとめ
建国記念の日は、行事や製作をする保育園は少ないかもしれません。おかえりの会に話したり、子どもに聞かれたときに答えたり、豆知識として覚えておきましょう。