こんにちは!ぽっくる先生(poccle_hoiku)です。
今回はお悩み相談編!
先日Instagramからこのようなメッセージをいただきました。
こんにちは。現在3歳児の担任をしています。
お道具箱(クレヨン、ハサミ、のり、粘土)があるのですが、子ども達と一緒に使いながら使い方、約束事を伝えようと思っています。まずはクレヨンで自由画帳に絵を書こうと思っています。
その際、他の物はロッカーに片付けて「今日はクレヨンで遊ぼうね」としようと思うのですが、きっと「粘土したい」「ハサミが良い」と言う子が出てくるんだろうな...と思います。
道具箱の使い方、約束事、こうしたら良いよ等何かアドバイス下さい。
私自身、今まで3歳児クラスの担任が一番長かったので、相談者さんの予測する姿が同じように想像できます(笑)
お道具箱の中って楽しそうなものがいっぱいで、遊びたくなりますよね!
同じようなシチュエーションだったらどうするか…
ぽっくる先生だったらこうする!という対策4つのステップをまとめてみました。
1、まずは約束を伝えてから…
楽しそうなものを手にしたら、お話を聞くよりもまず触りたくなりますよね(笑)
私だったらお道具箱を渡す(取りに行く)前に
「みんなで一緒に見るから、まだ開けないでね」
「ふたを閉めたまま待っててね」
など、みんなが自由に開けたり触ったりすることを防ぐため、しっかり約束を伝えてからお道具箱を手にするよう気を付けます。
2、子どもの気持ちを受け止める
そしてお道具箱の説明ですね。
「今日はお絵描きをしようね」
「はーい!」
となれば大人にとってはスムーズですが(笑)、相手は子どもなのでそうもいきませんよね。
相談者さんが予測したように、
「ねんどがいい!!!」
「はさみ使いたい!!!」
という子もいるでしょう。
子どもにとっては興味や好奇心からの自然な言葉なので、そのような発言が出たときは、私だったら
「ねんどやってみたいよね!楽しそうだよね」
「はさみも気になるね。使ってみたいね」
と、子どもの気持ちや発言を受け止めます。
実際にその日はできないとしても、気持ちを受け止めてもらえたことで、「先生はちゃんと私の気持ちをわかってくれた」と、納得してくれるかもしれません。
え?そんなこと?と思うかもしれませんが、
「ねんどがいい!」
「今日はやらないよ!お絵描きするよ」
だと、ただただ否定された、希望が通らなかった、先生が全然わかってくれない…
子どもとしても納得がいきません。
3、具体的にいつ使うのかを伝える
いろんな意見を受け止めたあとは、「じゃあ具体的にいつ使えるのか?」という時期を伝えて、今後の見通しや期待感が持てるようにします。
「今日はお絵描きをして、次の金曜日になったらねんどで遊んでみようか!」
など、具体的にいつ使えるのかを伝えます。
子どもにとっては「今使えないと一生使えないんじゃないか…」みたいなテンションになってしまうこともあります(笑)
具体的な見通しが持てることで、「今度使えるんだ!じゃあ今日はお絵描きで遊ぼう」と納得してくれるかもしれません。
4、楽しそうな活動を提案する
そして最後に!クレヨンでお絵描きしたらこんなに楽しいよ~!と、子どもたちが取り組みたくなるような働きかけをします。
たとえば…
- 「真っ白な自由画帳に、なんでも好きに描いていいよ!」と自由画帳を見せたり…
- 「これはどんな色かな?描いて見てみよう!」とクレヨンの色を紹介したり…
- 「先生はうさぎを描いてみようかな」と、実際に子どもたちの前で描いてみたり…
思わず「早く描きたい!」「お絵描きしたい!」と思ってしまうようなワクワク感を伝えます。
以上、ぽっくる先生だったらこうする!という考えをまとめてみました。
これだけいろいろ考えていても、想定外のことが起こるのが保育…それがまた楽しいところでもありますけどね(笑)
何か少しでも参考になれば幸いです!
すべて個別にお返事はできませんが、InstagramまたはLINEにてお悩み相談なども受け付けております。