毎年子どもたちも保護者の方も楽しみにしている夏の大イベント、夏祭り!
子どもたちが楽しみなのはもちろんのこと、保護者の方々も普段は見ることができない保育園での子どもたちの姿を見ることができる、貴重な機会ですよね。
そんな夏祭りですが、今年はどんな出店を並べようかな…と考えている保育士さんたちも多いのではないでしょうか。
今回は、子どもたちと一緒に作って楽しめる出店「金魚すくい」「ヨーヨー釣り」「チョコバナナ屋さん」の3つをご紹介します。
夏祭りのねらいの例や、遊び方、作る際のポイントも記載していますので、参考にしてみてくださいね。
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夏祭りのねらいの例
夏祭りは日本の伝統文化の1つですよね。その文化に触れたり、経験することは、子どもたちにとっても豊かな心の基礎となります。
毎年当たり前のようにカリキュラムに組まれている夏祭りですが、取り入れているのにはきちんとした理由があります。
この時期ならではの季節感を活かして、テーマに沿った夏祭りにしていきましょう。
ねらいについては、以下を参考にしてみてくださいね。
- 日本の伝統文化に触れ、経験をしたり、伝承することで心の基礎を作る。
- 行事に向かう取り組みの中で、一人ひとり自分の力を発揮する
- 友だちと一緒に作る喜びや達成感を味わう。
- お金やチケットのやりとりなどを経験する。
- 保護者と子どもたちの成長、発達を共有したり、連携しながら行事を楽しむ。
牛乳パックで作ろう!金魚すくい
牛乳パックだけで、金魚も、金魚すくいのあみも作れちゃいますよ。
子どもたちも一緒に作れるので、夏祭りあそびの導入にもぜひ♪
準備物
- はさみ
- ホチキス
- 牛乳パック
- 排水溝の水きりネット(ストッキングタイプのもの)
作り方(金魚すくいのあみ)
- 牛乳パックを開いて口部分と底部分を除いた4分の1を切り取る。
- 切り取った部分を、さらに縦に3等分に切る。
- 3等分にしたうちの2本分を繋げて丸い形になるようにホチキスでとめる
- 水切りネットの中に丸く繋げた牛乳パックを入れて、しっかりと引っ張って結び、余りを切る
- 3等分に切って残った1本の牛乳パックを半分に折って、4で作った網の部分にホチキスで留める
作り方(金魚)
- 残りの牛乳パックにクレヨンで金魚の絵を描く
- 絵に沿って切り抜く
遊び方
タライや小さめなビニールプールに水を貼って、作った金魚を浮かべていきましょう。
お魚トレーやプラスチックのトレーなどを用意して、その中にすくった金魚を入れていくと、本物の金魚すくいの気分が味わえますね。
すくい終わったら、本物の金魚すくいの時に使用するビニール袋にいれてお持ち帰りすれば、雰囲気も味わえますよ。
ポイント
- 金魚だけでなく、いろいろな水の生き物(タコやイカ、サメなど)を作って、水の生き物釣りに発展してもおもしろいですね。
- 金魚すくいのあみは、牛乳パックを切る大きさによって、あみの大きさも変えることができます。
- 終わった後は家に持って帰って、お風呂や水遊びでも使えますね。
ヨーヨー屋さん
お祭りには必ずといっていいほどある、ヨーヨー。
既製品ではなく、自分たちで1から作ることで個性あふれるヨーヨー釣りを楽しめますよ。
ヨーヨーの中に入れる物も自由なので、音も楽しめるヨーヨーです。
準備物
-
- おわん型カップ 2個
- キリ
- 輪ゴム 3個
- 鈴やビーズなど
- 割りばし 3cmに切ったもの
- テープ
- ビニールテープ
作り方
- おわん型のカップをクレヨンやペンなどで装飾します。
- 片方のカップの底(中央)にキリで穴をあけます。
- 輪ゴムを3つ結んで繋げます。
- 底にあけた穴から輪ゴムを通します。
- 3cmに切った割りばしをカップの内側に持ち、穴から出した輪ゴムに通します。
- 5の部分をテープで留めます。
- もう片方のカップに、鈴やビーズなど中に入れたいものを自由に入れます。
- 穴をあけたカップを上に被せます。
- テープで仮留めをして、その上からビニールテープで留めます。
遊び方
水を張ったタライやビニールプールなどにヨーヨーを浮かべて釣ってみましょう。
釣るときは、割りばしなどをビニールテープで装飾したものを、輪ゴムに引っ掛けて取っても楽しいですね!
ヨーヨーは輪ゴムに手を引っ掛けて、弾ませながら楽しんでみてくださいね。
ポイント
中の物が出てこないように、しっかりと固定してあげることが大切です。
保育者がきちんとテープで留めてあげてくださいね。
中に入れる物の量で釣る時の重さや、弾みの違いにもなりますので、適度な量だとより弾んで楽しめますよ。
チョコバナナ屋さん
夏祭りの定番出店といえば、チョコバナナですよね。色合いやトッピングもオリジナルで作れますよ。
子どもも大人も喜ぶチョコバナナ屋さんにしてみましょう。
準備物
- 新聞紙
- キッチンペーパー
- お花紙(黄色)
- ショッピング袋、画用紙など
- 割りばし
- 折り紙、シール、ペンなど
- はさみ
- セロハンテープ
- 両面テープ
- のり
作り方
- 新聞紙を割りばしに巻きつけていき、その上からキッチンペーパーで形を整えながら包んで、セロハンテープで留める。
- 1を黄色いお花紙で包んでいき、巻き終わり部分は両面テープで留める。
- 茶色やピンクなど、バナナに付けたいチョコの色のショッピング袋や画用紙を選ぶ。
- ショッピング袋や画用紙をはさみで切り、袋底の角を利用して、2のバナナに被せるようにして包む。
- トッピング部分は折り紙やシール、ペンなどで自由に飾りつけをする。
遊び方
作ったチョコバナナは大きめの発泡スチロールに穴をあけて、そこに差し込んで売ってみましょう。
本物の出店のような雰囲気になりますよ。
チョコバナナのサイズに合ったラッピング袋などを上から被せて、ラッピングタイで留めてあげると本物感が出て選ぶのも楽しいですね。
ポイント
バナナの形づくりの時に、大きさや太さを変えられるので、色々な大きさや形を作ってみてもおもしろいですね。
トッピングをカラースプレー風にするときは、折り紙を細く切ってカラースプレーのようにしても可愛いですよ。
いかがでしたか?
それぞれの出店にちなんだ色合いや模様の看板があると、一気に本物の夏祭りに近づくので、ぜひクラスの取り組みとして看板作りも挑戦してみるのもよいかもしれません。
製作物は、クラスの子どもたちの好みや発達に合わせて自由にアレンジしてみてください。
日本ならではの文化にふれながら、子どもたちや保護者の方々が夏の雰囲気を味わえて、すてきな思い出となる夏祭りにしていきましょう!
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