スポンサーリンク
こんにちは!ぽっくる先生(@2525pokkuru)です。
昨日Twitterをながめていたら、保育士界隈のツイートがざわついていました。
「あたし おかあさんだから」
最後まで歌詞見たらなんか救済されるのかと淡い期待を抱いて検索したけど…ダメだった… pic.twitter.com/rArSf3irLU
— そら (@Chitose1021) 2018年2月4日
「あなたのために自分を犠牲にして子育て頑張ったのよ、あたしおかあさんだから」というセリフで呪いをかけられるのは、苦しんでるおかあさんと、それを向けられる子ども。
— Nikov (@NyoVh7fiap) 2018年2月4日
わかったぞ!
先ほどの「あたし おかあさんだから」の部分を「あんたが いるせいで」に置き換えても歌詞としておかしくないから、なんか嫌なんだわ。— おふゆ⋆2y&16w (@3o2u7) 2018年2月4日
と、歌詞に批判が殺到!私も気になって調べてみました。まずは歌詞を見てみましょう。
あたしおかあさんだから 歌詞
一人暮らししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた
今は爪切るわ 子供と遊ぶため
走れる洋服着るの パートいくから
あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの
あたし おかあさんだから
新幹線の名前覚えるの
あたし おかあさんだから
あたしより あなたのことばかり
あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから
痩せてたのよ おかあさんになるまえ
好きなことして 好きなもの買って
考えるのは自分のことばかり
今は服もご飯も 全部子どもばっかり
甘いカレーライスつくって
テレビも子どもが見たいもの
あたし おかあさんだから
あたしおかあさんだから苦手なお料理がんばるの
あたし おかあさんだから
こんなに怒れるの
あたし おかあさんだから
いいおかあさんでいようってがんばるの
あたし おかあさんだから
あたしより あなたのことばかり
あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから
もしも おかあさんになる前に
戻れたなら 夜中に遊ぶわ
ライブに行くの 自分のために服買うの
それ ぜーんぶやめて
いま、あたしおかあさん
それ全部より おかあさんになれてよかった
あたし おかあさんになれてよかった
あたし おかあさんになれてよかった
あたし おかあさんになれてよかった
だって あなたにあえたから
ちなみに歌っているのは、みんなのアイドルだいすけお兄さん。
それより、私は去年話題になっていた、とあるお母さんが書いたブログを思い出したのでご紹介します。
(調べたらLICOさんという方が書いたブログの1ページでした)
ママの毎日
スポンサーリンク
独身の頃
ヒールの靴が好きだった
お酒は苦手だったけれど友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった
好きな音楽はミスチルでいつもウォークマンに入れて好きな時に聴いていた
電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった
お風呂では半身浴をして
美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた
お化粧するのも好きだった
1人で行く映画館が好きだった
流行りの雑誌を買い
流行りの曲を聴き
流行りの服を着て
流行りの場所へ好きな時に出かけた。
そんな私は 今
泥だらけのスニーカーを履き
子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ
ちゃんとした化粧もせずに
髪を一つにくくり
毎日
子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。
聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。
眺めているのはファッション雑誌から
子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。
考えていることは
今日の夕飯のメニューと
長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、夕飯の流れの確認。
今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと
明日の長女の遠足が晴れるかどうか。
最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから
今日は早く寝かせてあげよう。
今日は怒らないでおやすみをしよう。
そんなこと。
毎日 押し流されるように迫ってくる日常があるから
キレイに片付いた部屋も
大の字で朝まで眠れる夜も
ゆっくり塗れるマスカラも
なんだかもう思い出せない。
そう。
思い出せないから
私たちは つい 忘れてしまうのだ。
この毎日が
ずっと続かないということを。
1人でゆっくりお風呂に入れるようになったら
湯船の中 あなたと向き合い数を数え
柔らかく響いたあなたの声を
私は思い出すのでしょう
1人で好きなだけ寝返りをうち眠れるようになったら
どこまで寝転がっても隣にいないあなたのぬくもりを
私は探すのでしょう
好きな音楽のCDを好きなだけかけられるようになったら
この部屋の中に溢れていたあなたの笑い声を思い出して
私は泣くのでしょう
好きなだけお化粧に時間をかけられるようになったら
私の洋服をひっぱり
膝の上によじ登り
私のやることなすことをお邪魔してくるあなたのその小さな手を思い出して
私は泣くのでしょう
好きなだけヒールが履けるようになったら
笑い転げるあなたを追いかけて走り回り
泥だらけになって遊んだあの空を思い出して
私は泣くのでしょう
自分とパパの洗濯物だけを回す日々が訪れたら
砂まみれの靴下も
おしっこを失敗したズボンも
牛乳をひっくり返したシャツも
洗濯カゴにないことを知って
私は泣くのでしょう
あなたの足音がしない部屋の掃除機をかける日が訪れたら
粉々になったビスケットの食べこぼしも
小さなおもちゃの部品も
あなたの細い柔らかい髪の毛も落ちていないことを知り
私は泣くのでしょう
1人で好きなことを
好きな時に
好きなだけ出来るようになったら
どんな時も「ママ」「ママ」と私を呼び
どんな時も私のことを探しているあなたの姿を思い出して
私は泣くのでしょう
一体いつまであるのかな
一体 いつまでここにいてくれるのかな
そして
そんなことを考えているうちに
また 今日も終わってしまった。
私たちの日常は「子どもが側にいる『今』」だから
子どもから離れて1人になれた瞬間が特別に感じて
好きなことを堪能できる喜びを噛み締めるけれど
でも 自分の人生を考えてみたら
特別なのは
本当は 子どもが側に生きているこの毎日の方。
でも 私たちはそれを忘れてしまう。
なんだか ずっと続くような錯覚を起こして毎日を過ごしているけれど
大変に思えるこの毎日に
数えきれない 愛しい が散りばめられていることを
私たちは いつか知るのです。
子どもたちが
この世に生まれてから今日まで
ママとパパのために
全身を力いっぱい使って思い出を撒き散らしてくれていたことに
私たちは 過ぎてから気付くのです。
ママの毎日は
ママでいられる毎日です。
私たちは この命が尽きるまで
どんなに子どもと離れていても子どもを思い、心配し、愛し続ける 子どもたちの母親だけれど
でも 子どもたちの側で『ママ』でいられることの出来る日の
なんて短いことかを
いつか思い知るのでしょう。
今日もあなたは
屈託のない笑顔で振り向き
「ママ!」と言って
両手を広げて こちらに飛び込んでくる。
忘れるものか。
絶対に。
絶対に。
あなたの前髪を切り過ぎて笑った昨日を。
あなたを怒って自分に涙が出た今日を。
あなたの寝相に笑った夜を。
あなたが摘んでくれたシロツメクサの白さを。
あなたに許された私を。
あなたがいてくれるこの毎日を。
私は 絶対に忘れない。
ミスチルも好きだけど
Eテレの歌に感動することを知った
ヒールも好きだけど
スニーカーの安心感が好きになった
自分のことが一番大切だった
そんな私に
自分の命よりも大切だと思える存在がこの世にはあると教えてくれた子どもたちに
心から 感謝を。
(引用:子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法)
のぶみさんの絵本
のぶみさんの他の作品も見てみました。
こちらも、ベストセラーながら賛否両論ある絵本のようです。
ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本) [ のぶみ ]
(続編)
さよなら ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)
私が気になったのは「このママにきーめた!」という絵本。
「ぼくは、ママをよろこばせるために、ママをえらんでうまれてきたんだよ」
どのママのお腹の中に宿るかを決めた「あかちゃん」のひとりが、掃除も料理もテキトーな、ある女性を選びます。お腹に入ってみると、さあたいへん。暴飲暴食ぐうたら三昧。「あかちゃん」はママにサインを送ります。ところが、産まれてからも、ママはイライラ怒ってばかり。思いきって伝えた言葉にママは号泣しました。そのひと言とは?
胎内記憶のある子ども100人から、何のために生まれてきたのか聞いて書いた絵本のようです。
私はこの絵本のすべてを読んでいませんし、のぶみさんが直接子ども100人から聞いたのかわかりませんが、最近知人から勧められて読んでいたこの本と、内容が重なるところがありました。
お母さんの胎内にいたころの記憶や、生まれる前の記憶を覚えている子どもたちは、じつは意外にたくさんいます。そして興味深いのは、子どもたちは「自分で親を選んで生まれてきている」ということ。たとえ病気や事故、虐待など困難な人生であってもまた流産や死産で無事に生まれることが叶わなかったとしてもそうなることを知りつつ、それでも子どもたちはどうしてもお母さんに会いたくて、必死で生まれてくるというのです。
産婦人科医の著者が調査した、胎内記憶や誕生記憶、過去生の記憶、一度死んで生まれ変わるまでの中間
生の記憶など母子の証言から胎児〜新生児の心の世界が見えてきます。また胎児のいのちのも生まれてからのいのちも同じ尊さをもったいのちであることを真摯に受けとめられる書です。
こちらは産婦人科医の池川明さんが書いた本で、胎内記憶を持つ子どもたちに話を聞いた内容が書かれています。
子どもたちは雲の上から地上を見ていて、様々な理由があって親を選んでいるそうです。この本の興味深いところは、「お母さんを喜ばせるため」だけではなく、流産や死産、虐待をされてしまう子どもたちについても触れているところです。
信じる、信じないはさておき、このような考え方もあるんだな、と感銘を受けた1冊でした。
のぶみさんの歌詞と絵本を見て、ピンポイントでこの2作品とシンクロしたんですよね…。ぜひこちらの方も読んでみてください。