【3歳児】2月･月案文例集～ねらい･養護･食育など保育士が解説！～

こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。

この記事では、3歳児･2月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。

厳しい寒さにも負けず、体調管理を十分に保育に当たってください。

3歳児2月の月案、「これは入れておいた方がいい！」という項目は赤字で記載しています☆

3歳児の月案･2月の作成ポイント

☆寒さから戸外に出る機会も減る中で、冬ならではの楽しみを知らせていけるような保育をしよう
☆少しずつ自分たちで活動を見通せるような声掛けや促しをしていこう

保育目標

・冬の自然に触れながら寒さに負けず、体を動かして遊ぶ。
・生活を見通して主体的に行動する。

先月の子どもの様子

・防寒着の着脱が自分でできるようになっている子もいる。
・正月遊びが盛り上がり、子ども達が様々な遊びを楽しむ様子が見られた。

2月の行事

・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・節分会

2月のおすすめ絵本

『てぶくろ』作：エウゲーニー・M・ラチョフ

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雪の上に落ちていた手袋に、次々と動物たちがやってきて住んでいく。個性ある動物の表情がすばらしい絵本です

保護者との連携

・調整がしやすい衣服を準備してもらう。
・雪が降った日は雪遊びができるよう、必要な準備物を知らせる。

食育

・食事のマナーを意識しながら楽しんで食べる。
・節分の行事食を楽しんで食べる。

体調管理･保健および安全

・室内の温度管理や、水分補給をしっかり行っていく。
・感染症予防のため、手洗いうがいが習慣づくようにする。

職員間の連携

・子どもの成長の様子を職員間で進級に向け、見通しを立てた保育ができるよう共有していく。
・戸外で遊ぶ際、滑りやすくなっている場所など危険がないか事前に確認しておく。

養護

生命の保持

ねらい

・寒い時期を健康に過ごせるよう体調の変化に留意する。

予想される子どもの姿

・保育者の話に耳を傾け、やってみようとする。

配慮および援助

・咳の時は口元を押さえることを知らせ、感染症の予防になることを伝える。

情緒の安定

ねらい

・一人ひとりの要求を満たし、安心感や満足感を持って過ごせるようにする。

予想される子どもの姿

・自分の要求が通らずに葛藤することもある。

配慮および援助

・子どもの思いを見逃さず丁寧に受け止めながら、信頼関係を築いていく。

教育

健康

ねらい

・寒さに負けず戸外で体を使った遊びを充分に楽しむ。
・自分の健康に関心を持ち、体の異常を自ら伝えようとする。

予想される子どもの姿

・戸外が寒く、外で遊びたがらない子もいる。
・「熱がある」など、自分で保育者に伝えることもある。

配慮および援助

・これまで継続してきた戸外遊びに寒さを忘れて遊べるよう、一緒に保育者も遊ぶ。
・普段の姿と異なる様子が見られる際には、声を掛けながら子どもの話を丁寧に聞き対応していく。

人間関係

ねらい

・自分の思いを言葉で伝え、友達の話を聞くことも楽しむ。
・年上の友達と一緒に簡単なルールのある遊びを楽しむ。

予想される子どもの姿

・自分の思いを自分の言葉で友達に伝えようとする。
・年上の話を聞きながら、一緒に楽しもうとする。

配慮および援助

・最後まで相手に話を伝えられるよう、必要に応じて仲立ちをしながら関わっていく。
・子ども同士で教え合う姿を見守りながら、必要に応じ援助していく。

環境

ねらい

・冬の自然現象に触れ、その不思議さを楽しむ。
・節分に関心を持ち、節分会に楽しく参加する。

予想される子どもの姿

・氷や霜柱など自然現象に驚きながら楽しむ。
・緊張から行事の参加を拒む子もいる。

配慮および援助

・霜柱や氷の冷たさなどを楽しみながら、現象の不思議さに気づけるような機会を提供していく。
・楽しく参加できるよう、紙芝居を通して行事を知る機会も増やしていく。

言葉

ねらい

・困っていることや、保育者にしてほしいことを言葉で伝える。
・ことばあそびうたや絵本の言葉を、楽しみながら自分でも使ってみる。

予想される子どもの姿

・保育者に自分の要求を言葉で伝える。
・友達と一緒に覚えた言葉を使って楽しむ。

配慮および援助

・子どもの話に丁寧に耳を傾け、自分の思いを感じたことを伝えられる喜びを味わえるよう関わる。
・子どもの興味のある言葉を一緒に楽しんで使っていく。

表現

ねらい

・豆まきの豆を入れるマスを様々な素材で作り、豆まきごっこを楽しむ。
・わらべうたを一緒に楽しむ中で、歌の内容に合わせて自由に表現する。

予想される子どもの姿

・作り方がわからず保育者に援助要請をする。
・覚えたわらべうたを友達と楽しむ。

配慮および援助

・ごっこ遊びがイメージできるよう、豆まきの由来を丁寧に伝えていく。
・わらべうたに関心を示している子に声をかけ、一緒に楽しめるよう関わっていく。

保育者の評価・反省（振り返り）

・冬の自然に触れながら寒さに負けず、体を動かして遊べるよう、一緒に楽しみながら保育ができたか？
・子どもが、生活を見通して主体的に行動できるような声掛けや関わりができたか？
・子ども同士のやりとりを丁寧に見守りながら適切な対応ができたか？

クラスや園によって月案は異なるもの♪

違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。

毎月大変ですが、クラスにあった月案作成、応援しています♬