こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、4歳児・1月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
あけましておめでとうございます。本年度も残り3ヶ月。冬休み明け、寒さに負けず子どもたちと楽しく過ごせる3ヶ月にしましょうね☆
目次
4歳児の月案・1月の作成ポイント
☆休み明けで生活リズムが崩れている子もいるので丁寧に保育をしよう
☆寒い日が続くので、体調管理には十分に気を付けて保育をしよう
保育目標
・ごっこ遊びのイメージを膨らませ、友達と考えを出しながら遊ぶ楽しさを味わう。
・正月遊びをする中で、友達や異年齢児との交流を深め楽しむ。
先月の子どもの様子
・発表会では緊張しながらもしっかりと楽しくやり遂げることができた。
・異年齢の友達と積極的に一緒に戸外や室内で遊ぶ様子も見られた。
1月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・鏡開き
1月のおすすめ絵本
『ちいさいおうち』作:バージニア・リー・バートン
保護者との連携
・感染症の発生状況や予防の仕方、留意点など家庭にも感染症予防を呼びかける。
・冬休みの様子を確認し、無理なく園生活を送れるようにする。
食育
・配膳の準備が分かり、自分でしようとする。
・おせち料理や伝統的な食事について興味を持ち、由来を知る。
体調管理・保健および安全
・休み明けを考慮し、一人ひとりの体調をしっかり観察していく。
・感染症対策について職員も見直し、予防を心掛けていく。
職員間の連携
・生活リズムの乱れから体調を崩すことを考慮し、子どもの様子について職員間で共有する。
・感染症予防や対策法について職員間で見直し、感染症の早期発見に努める。
養護
生命の保持
ねらい
・休み明けの子どもたちの健康状態を把握し、生活リズムを整えながら健康に過ごせるようにする。
予想される子どもの姿
・疲れから体調を崩す子もいる。
配慮および援助
・家庭と連携を図りながら、一人ひとりの生活リズムに応じ対応していく。
情緒の安定
ねらい
・できるようになった喜びに共感しながら、自信を持って生活や活動をできるようにする。
予想される子どもの姿
・保育者や友達に自ら、できること、できるようになったことを伝える。
配慮および援助
・自信が持てるような声をかけながら、遊びや活動に参加したくなるような雰囲気を作っていく。
教育
健康
ねらい
・寒さに負けず、友達と一緒に体を動かして遊ぶ。
・手洗いうがい衣服の調整などを自らすすんで行う。
予想される子どもの姿
・友達と一緒に遊ぶことを喜ぶ。
・友達に教える姿も見られる。
配慮および援助
・戸外の遊具で繰り返し楽しむ中で、できた気持ちに共感しながら挑戦する意欲を育めるよう関わっていく。
・手洗いうがいがなぜ必要なのか、子どもと一緒に考えながらすすめていく。
人間関係
ねらい
・友達と意見を出し考える中で、色々な考えがあることや友達の良さに気づく。
・さまざまな活動を通して、年下の子との関わりを深める。
予想される子どもの姿
・相手の話も聞いてみようとする。
・自ら進んで、年下の子と関わろうとする。
配慮および援助
・子ども同士で話し合う姿を見守り、必要に応じて相手の意見も受け入れるような関わりをしていく。
・トラブルの要因を考え、環境調整を見直しながら楽しく過ごせるよう検討していく。
環境
ねらい
・身近な冬の自然に触れ、遊びの中に取り入れながら楽しむ。
・年末年始のいろいろな経験や遊びを通して、伝統文化や文字・数に興味関心を持つ。
予想される子どもの姿
・戸外で拾ったものを持ち帰り、子ども同士で見せ合う。
・文字や数をお絵描きの時に描いてみる。
配慮および援助
・戸外に出かけた際に霜柱など、興味の幅が広がるよう気付きのきっかけとなる声掛けもしていく。
・正月遊びを楽しむ中で文字や数に興味を持てるよう、保育者も一緒に遊びながら知らせていく。
言葉
ねらい
・伝承遊びや言葉遊びを楽しみ、言葉の面白さに気づく。
・冬休み中に経験したことを保育者や友達に話し、聞くことを楽しむ。
予想される子どもの姿
・初めて知った言葉に親しみ、何度も繰り返し話す。
・保育者や友達に、自ら進んで話しかける。
配慮および援助
・言葉遊びを通して子どもの気づきに共感し、言葉の面白さを感じられるよう関わっていく。
・自分の話だけでなく相手の話も聞くことの重要性を伝えながら、楽しく話せるよう関わっていく。
表現
ねらい
・イメージを膨らませながら友達と一緒にさまざまに表現しながら遊ぶ。
・異年齢と一緒に協力しながらごっこ遊びを楽しむ。
予想される子どもの姿
・友達と一緒に、同じ遊びを繰り返し楽しむ。
・年下の子をごっこ遊びに誘って一緒に遊ぶ。
配慮および援助
・子どもの発想やイメージを尊重し、やってみようとする意欲が育めるよう関わっていく。
・子ども同士のやり取りを見守りつつ、必要に応じて仲立ちをしながら関わっていく。
保育者の評価・反省(振り返り)
・子ども同士がイメージを膨らませ、友達と考えを出しながら遊ぶ楽しめるような、声掛けや関りができたか?
・正月遊びをする中で、友達や異年齢児との交流を深め楽しめるような環境を提供できたか?
・冬休み明けの子どもの様子を把握し丁寧に保育できたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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