こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、5歳児・11月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
風邪や感染症が流行し始める時期なので、子ども一人ひとりの健康状態に気を配りながら保育に当たりましょう。
目次
5歳児の月案・11月の作成ポイント
☆子ども同士のやりとりを見守り尊重する中で、適切なタイミングで援助していこう。
☆秋を感じ楽しめる体験ができるような機会を設けよう。
保育目標
・季節の移り変わりの不思議さに関心を深めながら、積極的に遊びに取り入れて楽しむ。
・共通の目標に向かい、友達と協力し工夫しながら一緒に取り組む楽しさや喜びを味わう。
先月の子どもの様子
・友達と考えを出し合い、協力しながら楽しむ様子が多く見られるようになった。
・自然のものの特性に興味を持ち、工夫しながら友達と遊ぶことを楽しんでいた。
11月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・内科検診
・歯科検診
11月のおすすめ絵本
『めっきらもっきらどおんどん』作:長谷川 摂子
保護者との連携
・感染症などの情報を共有し、健康管理について呼びかけていく。
・子どもたちの現在の姿から就学までの見通しを伝え、共通理解を図りながら安心して過ごせるようにしていく。
食育
・秋の実りに感謝する。
・自分の体に必要な栄養や食事について興味を持つ。
体調管理・保健および安全
・季節性の感染症について把握しておく。
・子ども一人ひとりの健康状態について、子ども任せにせずしっかり把握しておく
職員間の連携
・子どもの体調等について職員間で共有し、感染予防や感染症の早期発見に努める。
・感染症の対応方法や、嘔吐処理の方法について再度、共通理解を図る。
養護
生命の保持
ねらい
・温度差や気温差に応じて、衣服の調整を自分で行う。
予想される子どもの姿
・自ら判断し、衣類の調整をする。
配慮および援助
・一人ひとりの健康状態を把握しながら、自ら気づいて衣服の調節ができるよう促していく。
情緒の安定
ねらい
・子ども同士で意見やアイデアを出し合いながら、意欲的に活動する。
予想される子どもの姿
・お互いに意見を聞き入れながら、協力して遊びを楽しむ。
配慮および援助
・子ども同士のやりとりを認め見守りながら、互いに様々な考えがあることに気づけるよう声をかけていく。
教育
健康
ねらい
・自分の目標に向かってからだを十分に動かす。
・秋の自然を感じながら戸外を歩く心地よさを感じる。
予想される子どもの姿
・自分の好きな遊びを友達も誘いながら楽しむ。
・秋の自然物を持ち帰り、遊びに取り入れようとする。
配慮および援助
・子ども同士で教え合い挑戦する気持ちを大切にしながら、見守っていく。
・散歩中の子どもの気づきに共感しながら、楽しめるようにする。
人間関係
ねらい
・ルールのある遊びの楽しさがわかり、相談してきまりを作って遊ぶ。
・お互いの得意・不得意を知り、困っている時には教え合おうとする。
予想される子どもの姿
・お互いの話を受け入れながら、相談し遊ぶ。
・相手の立場に立って、考え助けようとする。
配慮および援助
・保育者も一緒に遊びながら、ルールを守って遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
・子ども一人ひとりの苦手を把握しながら、子ども同士のやり取りを見守り適宜、援助していく。
環境
ねらい
・季節の変化や自然のものに興味を持ち、遊びに取り入れることで関心を深める。
・様々な職業に興味を持ち、身近な社会に関心を持つ。
予想される子どもの姿
・自然のものを使って友達と遊びを広げながら楽しむ
・自分の親の職業について話して楽しむ。
配慮および援助
・子どもの気づきや発見に共感し、季節の変化に関心を持てるようにする。
・身近で働く人の存在を伝え、自分の生活との関わりがあることに気づけるようにする。
言葉
ねらい
・言葉の言い回しや言葉の使い方には意味があることを知り興味を持つ。
・できないこと助けてほしいことを、自ら相手に伝えようとする。
予想される子どもの姿
・不思議に思ったことや感じたことを保育者に尋ねる。
・失敗やできないことを受け入れられず、頼れない子もいる。
配慮および援助
・言葉の意味理解についてわかりやすく説明しながら、関心が広がるよう丁寧に伝えていく。
・できないことや助けてほしいことを伝えることが苦手な子は、代弁や援助をしていく。
表現
ねらい
・秋のものを使って製作や遊びを自分なりに表現してみようとする。
・自分なりのやり方で作り上げる喜びを感じる。
予想される子どもの姿
・子ども同士で、工夫しながら様々な遊び方をする。
・一人でなく、友達と合作したものを作り上げることもある。
配慮および援助
・子どもの自由な発想を認めながら、必要な物を確認し取り入れながら楽しめるようにする。
・子どものやり遂げた達成感を感じられるよう、あえて手伝わず見守る姿勢も持ちながら関わっていく。
保育者の評価・反省(振り返り)
・季節の移り変わりの不思議さに関心を深められるよう、戸外での様々な体験を提供できたか?
・共通の目標に向かい、友達と協力し工夫しながら一緒に取り組む姿を丁寧に見守れたか?
・子ども同士のやりとりを見守りながら、適切なタイミングで援助できたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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