こんにちは。「一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生」がモットーの療育保育士シロクマ先生です。
この記事では、4歳児・11月の月案(月間の保育指導案)の文例をご紹介します。
風邪や感染症が流行し始める時期なので、子ども一人ひとりの健康状態に気を配りながら保育に当たりましょう。
目次
4歳児の月案・11月の作成ポイント
☆子ども同士のやりとりを見守りながらも、必要に応じて仲立ちや援助をしていこう。
☆季節を感じることができるよう、戸外での様々な気づきに共感しながら楽しく過ごそう。
保育目標
・友達と一緒にルールを守って遊ぶ楽しさを味わう。
・秋の自然に触れ、興味を深めながら遊びに取り入れて楽しむ。
先月の子どもの様子
・虫の色や形を観察し、子どもたちが図鑑で名前を調べる姿も見られた。
・年下の子と遊ぶ中で、教える姿や積極的に関わる様子が見られた。
11月の行事
・誕生会
・身体測定
・避難訓練
・内科検診
・歯科検診
11月のおすすめ絵本
『くれよんのくろくん』作:なかや みわ
保護者との連携
・流行している感染症を知らせ、手洗いやうがいを呼びかける。
・行事に向けて取り組んでいる様子を伝え、成長を共に喜ぶ。
食育
・自然の恵みや調理してくれる人への感謝の気持ちを持つ。
・食べ物と健康との関係に関心を持ち、バランスよく食べることの大切さを知る。
体調管理・保健および安全
・子どもの健康状態に気を配り、感染症に気をつける。
・衣類の調整をしやすいよう、衣服の補充をしっかり確認しておく。
職員間の連携
・子どもの体調等について職員間で共有し、感染予防や感染症の早期発見に努める。
・感染症の対応方法や、嘔吐処理の方法について再度、共通理解を図る。
養護
生命の保持
ねらい
・現在の活動に合わせて衣服の調整を自ら行い、健康に過ごす。
予想される子どもの姿
・保育者の声掛けだけでなく、自ら気づいて衣類を調整する。
配慮および援助
・室温調整にも気をつけ、快適に過ごせるよう気にかけていく。
情緒の安定
ねらい
・それぞれの思いを受け止められながら、自分の気持ちを安心して表現できるようにする。
予想される子どもの姿
・相手に自分の意見を伝えるとともに、相手の話にも耳を傾ける。
配慮および援助
・子どもの気持ちや考えを受け入れ、自分の思いを安心して表せるよう丁寧に関わっていく。
教育
健康
ねらい
・手洗いうがいの大切さを知り、季節の変化に応じた生活の仕方を身につける。
・戸外や室内でからだを動かす遊びを楽しむ。
予想される子どもの姿
・手洗いうがいを友達に伝えながら、一緒に取り組む。
・戸外で好きな遊びを好きな友達と一緒に楽しむ。
配慮および援助
・手洗いうがいの様子を見守りながら適宜声をかけ、生活習慣が身に付くようにする。
・体を動かす楽しさを味わえるよう、一緒に遊びながらきっかけ作りもしていく。
人間関係
ねらい
・ルールを守って遊ぶ面白さを味わう。
・身近で働く人たちに興味関心を持つ。
予想される子どもの姿
・ルールを子ども同士で伝え合いながら楽しむ。
・知っている職業を互いに話しながら、興味関心を広げる。
配慮および援助
・必要に応じて遊びのルールや順番などを考えながら、ルールのある遊びを楽しめるようにする。
・自分たちの生活に関わる様々な仕事について知り、感謝の気持ちにつながるようにする。
環境
ねらい
・自然の物を遊びに取り入れ楽しみながら、数や量形に関心を持つ。
・身近な秋の自然に触れ、季節の変化に気づく。
予想される子どもの姿
・ごっこ遊びやままごとに自然物を取り入れて楽しむ。
・気付きを友達や保育者に伝える。
配慮および援助
・自然のものを使った遊びや製作についての下調べをしておく。
・子どもの気づきや発見に共感し、興味関心が深まるように関わる。
言葉
ねらい
・絵本に親しみを持ち、その場面を想像しながらイメージを広げる。
・友達や保育者と言葉のやり取りを楽しむ。
予想される子どもの姿
・イメージを友達と共有しながら遊ぶ。
・楽しかったことや経験したことを友達や保育者に伝える。
配慮および援助
・イメージしたことが遊びに広がるよう見守りながら、必要に応じ援助していく。
・話を聞いてもらう経験を通して、他者との会話の楽しさを味わえるよう関わる。
表現
ねらい
・友達とイメージを共有しながら役になりきって、ごっこ遊びを楽しむ。
・発表会に必要な道具について相談しながら作ることを楽しむ。
予想される子どもの姿
・友達とやりたい役を相談して決め、交代しながら楽しむ。
・発表会を楽しみにしながら製作活動を楽しむ。
配慮および援助
・友達と一緒に表現することの楽しさや充実感を味わえるようにする。
・子どもの発想や工夫を認め、作りたいものを形にする方法を一緒に考えていく。
保育者の評価・反省(振り返り)
・友達と一緒にルールを守って遊べるよう適宜確認し理解を促しながら、楽しく遊べるよう援助できたか?
・秋の自然に触れ、興味を深められるような体験を提供できたか?
・子ども同士の関わりを見守りながら必要に応じて援助しながら保育ができたか?
クラスや園によって月案は異なるもの♪
違う月の内容なども参考にしながら、子どもたちの発達状況やクラスにいる子どもたちの月齢に合わせて作ってくださいね。
この記事を書いた人
保育園と療育施設で働くダブルワーカー。
『一緒に保育をしてくれる巡回指導の先生』をモットーに活動中!
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