こんにちは。保育園勤務経験16年のライター平あかりです。
毎年11月3日は文化の日ですね。文化の日という名前は知っていても、由来や意味を知らない保育士さんは多いのではないでしょうか?この記事では文化の日の由来、子ども向けの説明、おすすめの絵本について書いていきます。
目次
文化の日とは
文化の日は1948年に制定された国民の休日です。自由と平和を愛し文化をすすめるために国民がこぞって祝い感謝し祝福する日です。(ブリタニカ百科事典より引用)
文化の日の由来
文化の日は1946年、日本国憲法の公布を記念して制定された日です。5月3日の憲法記念日は施行された日になります。
公布と施行の違い・・・
文化勲章とは
文化の日になるとテレビで、勲章を授与される人を見たことがある人も多いでしょう。文化勲章は、芸術や学問の発展に優れた功績をあげた人に授与される勲章です。天皇陛下から直接授与されます。
文化ってなんだろう
そもそも文化ってなんだろう?と疑問に思った保育士さんも多いのではないでしょうか。文化とは人が作ったもの全般といえます。言語、宗教、音楽、料理、ファッション、絵画、文学などがあげられます。秋に学校で文化祭が行われるのは、文化の日があるからといえるでしょう。
保育園で取り入れるなら・・・
保育園で子どもたちと、各国の料理のお店やさんごっこをするのもいいですね。またクラスに外国籍の子がいる場合、家族の方に国の文化を聞くいい機会ではないでしょうか。
子ども向け説明
乳児(0歳児・1歳児・2歳児)
- 明日のおやすみの日は文化の日といいます。皆がごはんを食べたり安心して眠れることなどにありがとうと言ってお祝いする日だよ。
- 11月の3の日は文化の日といいます。皆が健康で毎日暮らせることに感謝し、お祝いする日です。
幼児(3歳児・4歳児・5歳児)
- 明日は何の日か知っていますか?文化の日といいます。皆が戦争のない世の中になるよう願って、今生きていることに感謝する日です。
- 文化ってなんのことか分かるかな?人が作った音楽や絵、言葉などを文化って言います。文化の日は、日本の文化に感謝しお祝いする日です。
ねらい
- 日本の文化を知り、〇〇を体験してみよう
- 日本とは違う国の文化を知り、他の国の暮らしに思いをはせてみよう
- 日本独特の音楽や絵を知り、日本の文化に触れてみよう
おすすめ絵本
文化の日にあわせて読みたい、日本や海外の文化を知る絵本をご紹介します。
幼児(3歳児・4歳児・5歳児)
すてきなひらがな 作・絵 五味太郎 講談社
五味太郎さんのユーモアあふれるセンスでひらがなを紹介しています。文字はその国の文化そのもの。楽しみながらひらがなを知ることもできます。
日本のえほん これ なあに 絵 星燈社 Gakken
日本の雑貨や風物詩をかわいいイラストで紹介している絵本です。日本独特のものがわかりやすく描かれています。
国旗のえほん 編集 戸田やすし 戸田デザイン研究所
ページいっぱいに広がる国旗が特徴的な絵本です。国旗の細部にまで描かれているので、色々な気づきがありそうです。世界には色々な国があると知り、多様な文化があることを知るきっかけ作りになるでしょう。
製作あそび
日本に昔からある遊びを楽しみながら、子どもたちにひとつ新しい文化(遊び)を伝えたりするのも良いですね。
折り紙「だるまさん」
「どんな願いでも叶えてくれる」縁起物として、赤いだるまは江戸時代から親しまれていたと言われています。大人気絵本「だるまさんが」は、一度は読んだことがある子どもも多いのでは?
子どもたちにもよく知られている「だるま」、改めて「こういうものだよ」と文化を伝えながら、折り紙を楽しんでみるのもおもしろいかもしれません。
紙皿「コマ」
日本の伝統あそびとして広く知られているコマは、平安時代頃から遊ばれていたと言われています。「紙皿コマ」は安全かつ簡単に製作でき、乳児さんから楽しめますよ。
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まとめ
11月の月案や文化の日の週案を立てるときは、「文化」を意識しいつもと違う活動を取り入れてみてくださいね。