こんにちは!保育×環境について発信している、かのんです。
最近よく耳にする、SDGsという言葉。
町中でも、カラフルなマークのイラストを見かけることも増えましたね。
環境問題のこと?なんとなくはわかるけど実際どういう内容なの?企業が取り組んでいくものだよね?という方が多いのではないでしょうか。
保育園や幼稚園でも、SDGsに関連した活動を行うこともあるかもしれませんね。
今回は子どもから「SDGsってなに?」と聞かれたときに答えられるよう、子ども向けにSDGsの言葉の意味や内容、「17の目標」を簡単に解説します。
SDGsとは?
D(Development ディビロップメント)
G(Goals ゴールズ) s
という略。
「このままだと地球が危ない!」「地球が壊れてしまう!」と、世界のリーダーたちが危機感を持ち、国連サミットにて、2015年に定められた目標のことをいいます。
SDGsとは、日本語で”持続可能な開発目標”という意味となっていますが、「持続可能?」と大人ですら、なかなか理解が難しいですよね。
わかりやすい言葉で説明すると、
「これからも地球で笑って過ごしていけるように、地球に住むみんなで力をあわせていこう!」
ということ。
さまざまな問題を解決するために、目標を立ててみんなで達成していこうね!と掲げられたのが、17個の目標です。
SDGs 17の目標の中身
さて、この17個の目標。
すべてを子どもたちに説明しても、頭の中はハテナマークでいっぱいになってしまいます。
ここでは、すべての目標の項目を、子ども向けの簡単な言葉に変えてみますね。
1、貧困をなくそう
→みんなが、生きていくのに必要なものを得て自分のもっている本当の力を生かせるように
2、飢餓をゼロに
→ずっと続けることのできる農業を進め、みんなが栄養のあるご飯を食べられるように
3、すべての人に健康と福祉を
→みんなが病院に行くことができ、健康でいられるように
4、質の高い教育をみんなに
→住んでいる場所や状況に関わらずみんながしっかりと教育を受けられるように
5、ジェンダー平等を実現しよう
→男の子・女の子という性差別のない世界に
6、安全な水とトイレを世界中に
→みんながきれいな水を飲めて、きれいなトイレへ行けるように
7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに
→みんなが繰り返し使え、環境に優しい電気やガスのエネルギーを使えるように
8、働きがいも経済成長も
→子どもの労働をなくし、みんながお仕事をしやすいように
9、産業と技術革新の基盤をつくろう
→みんなが健康で安全に暮らせるような土台(水道やガス、電気など)をつくろう
10、人や国の不平等をなくそう
→差別をせず、みんなが平等に暮らせるように
11、住み続けられるまちづくりを
→みんなが長く住んでいける町をつくろう
12、つくる責任つかう責任
→責任を持ってものを作り、長く大切に使おう
13、気候変動に具体的な対策を
→地球が元気でいつづけられるように考えよう
14、海の豊かさを守ろう
→海のたくさんの命を守ろう
15、陸の豊かさも守ろう
→陸のたくさんの命を守ろう
16、平和と公正をすべての人に
→みんなが参加できる平和な社会をつくろう
17、パートナーシップで目標を達成しよう
→目標のためにみんなで協力しよう
子どもたちと考えていくには…?
まずは、身の回りでなにが起きているのかを知ること!
当たり前のようになっているけれど、当たり前ではないことはどのようなことなのか…
解決方法を知る前に、身の回りや、日本、世界でなにが起きているのかを知ってみましょう。
次に、「なんでこんなことが起きているのだろう?」と疑問を持つこと!
なんでだろう?と考えることで、グッと身近に感じることってありますよね。
想像力を働かせることで、あたたかい心も育まれます。
そして、自分にできることをやってみること!
こんなことができた…!自分が暮らしている地球に1つ、優しくできた…!と、自信や嬉しさにも繋がるかもしれません。
SDGsについて学べる本の紹介
子ども向けで簡単にSDGsについて学べる、おすすめの本を2冊紹介します。
こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本
大人も知らない!?SDGsなぜなにクイズ図鑑
最後に
誰ひとりとして無関係な人はいない、このSDGsの問題。
子どもたちを想うわたしたちだからこそ、考え、取り組めることがあるのではないでしょうか。
できることは小さなことかもしれませんが、その小さな積み重ねが、これからの子どもたちの未来を作っていきます。
ゴミが落ちいてたら拾おう、使っていない部屋の電気を消そう、文房具は最後まで使おう…などなど、できることはたくさんあります。
楽しく、明るく、ワクワクドキドキでいっぱいな未来を一緒に作っていこう!と伝えてみてはいかがでしょうか。