今とあるカフェでこの記事を書いています。
隣のテーブルにはママと男の子。もうひとつ隣のテーブルには、パパと女の子。2組の親子がいます。子どもの年齢はどちらも5歳くらい。しかしこの2組の親子の過ごし方が対照的だったので、ぜひみなさんにも考えてもらいたいと思いました。
「レストランで子どもが騒ぐ」「言うことをきかない」「どうしたら座ってくれるの?」そんな疑問を持っている方の参考になればと思います。
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ママと男の子(Kくん)の場合
席につくと、「Kくん、オレンジジュースでいい?ママとごはん半分こね。」と、ママ。
しかしKくん、聞いていません。
注文が済むと、店内をうろうろ歩き始めます。「Kくん座って。そんなお店の中歩いてる人なんていないよ!」と言いながら、スマホに夢中。
子どもはさらに行動範囲を広げて、ドタバタと走り始めました。「K!座りなさい!もう連れてこないよ?」。不機嫌なママ、まだまだスマホに夢中です。
子どもは一旦席に戻ってきましたが、食事中も落ち着かず、ソファの上に立ったり降りたり…。最終的にはもう一度怒られて、ふてくされて寝てしまいました。
パパと女の子(Aちゃん)の場合
パパのひざの上で楽しそうにメニューを選ぶAちゃん。一緒に店員さんに注文し、「Aちゃんのリンゴジュースまだかな?」わくわくしながら待っています。
食事を待つまでの間、パパはクイズを出します。
「パパは何の飲み物を頼んだでしょうか?」「ここにセットって書いてあるね。セットってどういう意味でしょうか?」「この数字なーんだ?」…クイズをしている間に、あっというまに食事が出てきました。
食べ終わってからも会話を楽しんだり、持参してきた絵本読みに夢中です。
それぞれの親子の過ごし方を見て、どう思いましたか?
子どもが騒ぎたくなるのは当たり前
家にはない、大きなテーブル、ふかふかのイス、広い店内、カラフルなメニュー表、おもしろい音のするレジ…私たちにとっては当たり前の見慣れた光景でも、子どもたちにとっては不思議で、おもしろくて、もっと知りたいのです。
「このイスで跳ねたら、どんなふうになるのかな?」「走ると床がドンドンって音がする!」「レジってどうなってるのかな?見てみたい!」。
子どもは好奇心のかたまりです。もう少し大きくなると、いろんなことが見慣れてきて、試さなくてもわかるようになるし、『お店では迷惑がかかるから騒いだらいけない』ことも理解して、自分の気持ちをおさえられるようになります。
幼児はその成長過程。自分の気持ちに素直に行動するし、わかっていても気持ちをおさえられないことがあります。
ルールを伝えつつ、子どもが飽きない工夫を
だからといって、「じゃあ好きにさせてあげよう!」というのは違いますよね。それでは公共の場でのルールが覚えられないし、パパやママも疲れてしまいます。
『子どもが騒ぎたくなるのは当たり前』ということを頭に入れ、席に座ったままでも楽しめる工夫を考えましょう。
会話をしたり、スキンシップをとったり、静かに遊べるお気に入りのおもちゃや絵本を用意してもいいですね。クイズや簡単なゲームも子どもは大好きです。言葉が理解できる年齢だったら、お店での過ごし方も伝えつつ遊ぶと、マナーも身についていきます。
Kくんにとっては、ママは自分を見てくれない、お話もない、ぼくはただ座るだけ。退屈で動き回ってしまったんですね。
子どもが小さいうちは、すべてを言葉だけでわからせようとするのではなく、大人側も少しの工夫をするだけで、お互いに心地よく過ごすことができます。「なんで〇〇してくれないの?!」とイライラしてしまうことも多い子育てですが、子どもといっしょにパパママも成長していけたらいいですね。
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