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保護者対応 コラム

保護者との信頼関係が崩れた2つの原因 -言ってはいけない言葉-

更新日:

保育業界で働いていると、避けられないのが保護者対応

モンスターペアレント」だったり、「クレーム」だったり、なんだか怖い言葉とイメージが先行して、働き始める前は、漠然と保護者対応をおそれていました。

 

しかし、実際にこの業界で働いてみると、怖いどころか、断然良い保護者のほうが多いです。子どもの成長や感動を分かち合えたり、感謝してもらえたり…すてきな出会いがたくさんありました。

 

しかし、数百人の保護者と関わっていればもちろん失敗もあります。クレームを受けたことも、嫌われたことも、怒鳴られたことだってあります。

今回はそんな自分の失敗から、『保護者との関係が崩れてしまう原因』について考えてみました。

 

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1、コミュニケーション不足、連絡ミス

保護者とのトラブルで1番起こりやすいのが、何かを伝え忘れたり、コミュニケーション不足によるもの。

 

たとえば…

  • 必要な持ち物を伝え忘れてしまった。
  • 着替えをしたのに、なぜ着替えたのかを伝えなかった。
  • ケガしたことを伝えなかった。
  • 友達とケンカをしたことを伝えなかった。

などなど。

 

「必要な持ち物を伝え忘れてしまった。」

⇒これは完全にこちらのミスなので、謝罪した上で、今後同じことがないように気をつけるしかありません。

 

「着替えをしたのに、なぜ着替えたのかを伝えなかった。」

⇒意外と気にする保護者は多いです。自分で話せる4,5歳くらいになればまだいいかもしれませんが、小さな子どもたちは自分で状況を伝えることが難しいことも。

「トイレに失敗してしまいました」「泥遊びで汚れたので着替えました」「食事をこぼしてしまったので着替えました」。毎回こまめに伝えてくれる先生と、毎回無言で汚れた衣服を返す先生…どちらが信頼されるかはわかりますよね。

 

「ケガしたことを伝えなかった」

⇒大切な子どもが傷をつくって帰ってきたら、親は心配します。「ちゃんと手当てしてくれたのかしら?」「誰かにケガさせられたんじゃ…」「どうしてこんなところにアザが?」保育者からしたら、ただ転んだだけの傷でも、状況がわからない保護者は気になります。

「友達とケンカをしたことを伝えなかった」

⇒解決した!と思ったケンカでも、子どもが家庭で話すことも。

「今日○○くんに叩かれた」「いじめられて保育園で泣いた」…お互いに原因があった場合でも、子どもは一方的な話し方で親に伝えることがあります。それを聞いた親は、「先生は見ててくれなかったの?」「うちの子いじめられているんじゃないか…」と、心配になりますよね。ケンカの経緯をあらかじめ話すことで安心してもらえます。

 

このような小さな不信感が積み重なることで、信頼関係は崩れてしまいます。保育者にとっては大したことない、当たり前のことでも、積極的に伝えてコミュニケーションをとることが大切です。

 

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2、子どもを否定する発言

保育の仕事に慣れてくると、「いつもAくんは話を聞いてくれない」「Bくんは乱暴」「Cちゃんは何回言ってもわからない…」クラスを乱す子、言うことを聞かない子、子どものマイナス部分が目についてくること、ありませんか?

 

そして、「家庭でもっとこうしてくれればいいのに!」と、保護者にそのストレスを向けてしまうこと、ありますよね。

 

子どもにもっと成長してほしい、クラスをまとめたい…そんな気持ちから、ついつい保護者に言ってしまうことがあります。「Aくん、こんなところがあって困ってます。」「いつもお友達を叩いています。」「集団行動から遅れています。」

前向きなアドバイスならまだしも、子どものマイナス部分だけを伝える発言。何よりも大切な我が子を否定されることで、保護者は深く傷つきます。

 

 

明るい保護者の場合、「うちの子ほんとダメでしょー?」「家でもやんちゃで困ってるんです~。」なんて、自ら子どもを冗談まじりに否定することがありますが、本当はそんなこと思ってません。

間違っても、「そういうところありますねー」「園でもやってますー」なんて、同調するのはやめましょう。自分で言っておきながら、内心傷ついています。否定してほしいと思っています。

 

忘れてはいけないのは、子どもに罪はない ということ。

 

すべて成長過程であり、周りの環境に原因があります。慣れてくると、自分のものさしで物事を見てしまいがちです。

1番の伝達ミスの関しては、謝罪・改善することで修復可能なことも多いですが、2番の『子どもを否定する発言』は、保護者との間に大きなミゾをつくります。なかなか信頼は取り戻せません。

 

 

保護者対応に大切なことは、子どもと保護者への愛情、誠実さ、そして初心を忘れずにいることかもしれませんね。

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